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ゆるりんのポレポレ日記 yururinp.exblog.jp

つれづれなるままに~日頃出会うこと、思うことを綴っています。


by polepole-yururin

声を集めて 3

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私の大好きな画家、堀文子さん
数年前NHKで日曜美術館を見ていて、堀さんの不思議な世界に魅了された。
思わず、彼女の展覧会を観に行こうと新幹線に乗った。
横浜の大丸でやっていた。
たくさんの人だかりの中、展示されている優しい日本画の作品を喜んでみた事を思い出す。
そのとき買った画集。
ミジンコ、蜘蛛、アリ、小さな世界を老いてから描き出した。丁寧に、繊細に。
その小さな宇宙の中に生がある。
不思議な美しさがこの小さな世界には畳み込まれている。
その時代はまだ幸せだった。
無限に平和が広がって行く、そしてもっともっと貧困の無い世界になって行くと思っていた。
あの時代は民主党・・・鳩山総理大臣

あれから震災が起こり、原発事故が起こり、安倍政権になって転がり落ちるように世界が息苦しく、窮屈に、刺々しく、汚らしく、破壊へと動いている。
その空気を誰しも感じているだろう。
感じていないのは、大手企業と戦争大好きな破壊的意識の持ち主と、勝ち組にいる人たちと、金になるなら何でもするという自分を捨て金に魂を売った人だろう。
金に魂を売る人たちは、私の身近なところにも存在する。
個人向けの投資信託等に意識がいっている人は、アベノミクスや経済成長という言葉に大きく振れ、経済と言う言葉の為に日本が尋常じゃない状態に陥っている事が見えない。
金だけの変動に注意がいってしまって、自分が何処にいるのかが見えていない。自分が安倍政権の応援団になっている事がわからない。
金という利を追う資本主義社会の成れの果てだ。

去年9月に静岡県浜北にある秋野不矩美術館で、堀文子さんの展示会があった。
大きな作品がたくさん展示された。
圧倒された。
優しい自然の風景だ。
原発事故もない、自然がまだ残る美しさ。
この自然界の不思議や美しさを余す事無く表現されていた。
彼女は今96歳。
当然戦争を知っている。
ちょうど絵画は、戦後3年頃からの作品から展示されていた。
戦争という色のない風景から、美しい田園や雑木林、山々が描かれている。
絵からは堀さんの意志と大事な風景、幸せの意味があるのだと私は感じた。
アゴラの受験生のひとりのAちゃん、彼女は繊細な表現をする。
日本画に進む。
彼女も日本の大人に潰されそうになっていた。
彼女を救ったのは、自然と人の優しさだった。
彼女がいつか堀文子さんの様になってほしいと願う。

反戦、現政権への批判、言論統制しようと動く危ない輩がいるけれど、おかしいと言い続ける事が私達の行動。
悪はもう無理なんだと怖い事をどんどん流し、勢力を振りかざす、ここまでなぜひどい事をするんだと・・・
しかしこの動きは、影を操っているようなもの。
小さな虫に影を遠くであてて大きく見せる。テレビ情報で嘘をながす。
テレビ人間はそろそろ今いる自分の世界がまやかしにいるのか、実体の中にいるのか考える事だろう。
今ユダヤのこと、ヒトラーのこと、教育のこと、宗教、スピリチャル様々な事を思考している。
もうそろそろちゃんと整理すべき時期が来たようだ。
得をする生き方がいかに浅はかで破壊的で、うさんくさく、実体がないことを知る。
間違った霊性、宗教観がこの世にははびこり過ぎている。
真実は、目の前の現実にあり。

昨日ユダヤ人の迫害の事を調べていたら偶々内海信彦さんという人のFacebook記事にたどり着いた。陰謀論とかアメリカとかそう言う話ではなく、今日本は、企業と宗教に洗脳されているような話だった。婚活も就活も危うい。若者を食っていく社会状勢だという。
その文章の元に内海信彦と名があって、検索かけたら、堀文子さんが出てきた。
ひどい話は乱舞するが、静かに表現活動を続けてきた人の声を聞いて、少し心が静かになった。
苛立ちが動かない日本へ向かい、自分の歯痒さに嫌気がさし、動きを止める。
それを権力者は知っている。
だから、変わらず、動くのである。続けるのである。
子育ては20年のスパンをようするとアゴラの先生は昔から言っていた。(あの時代を生き、デモと同じく実体が大事だ、そして子供が未来なんだと言い続けて今も続けている)
20年大事に確信もって続けよう。そんな気持ちが戦後日本が平和を維持できていた。
憲法を国民の手で作り、運動を起こし、勝ち取った平和憲法、そして守り抜いたのも国民だった。
子を思う先輩方の教訓だ。
その声を以下に・・・
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堀文子さん 2014年1月の記事。


Blog「満州っこ平和をうたう」

95歳の私の叔母(堀文子)ですが、朝日より東京新聞の方が良いということで今朝(1月8日)の朝刊(ミラー)に投稿しました。かねてより戦前の方がまだ民衆の底力があったと言っております。
 叔母は、兄と弟を学徒出陣で殺され、東京大空襲で家を焼かれ、学者だった父は二人の息子を天皇に殺され、家とともにすべての蔵書を失って戦後まもなく失意の裡に衰弱して亡くなりました。
 戦後を女一人で、画家として生きてきた95歳の叔母の、安倍フアッショ政権打倒宣言です。


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by polepole-yururin | 2015-02-27 08:56