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ゆるりんのポレポレ日記 yururinp.exblog.jp

つれづれなるままに~日頃出会うこと、思うことを綴っています。


by polepole-yururin

今こそ声を上げよう!

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今日、首相と福井県知事との会談で大飯原発再稼働の最終決定される。
行方はもう決まっているのか・・・どうブレーキをかければいいのか・・・
指をくわえて見ているだけでしかないのか・・・
あまりにも今の現状はひどすぎる。
今日の新聞の記事・・・米オスプレイが墜落する事故が相次ぐ中、その事故の真相すらアメリカに聞きただす事すらできず、沖縄にそのままオスプレイを配置する事を決めたという。
本当に正す事をしない政府である。
市民の声は全然聞こえない、見ない、聞かないのである。
誰のための政治なのか・・・企業中心のピラミッドの上部の人に対しての利潤を生む政治である。
この間四国の伊方原発で、テロを想定した原発からの避難訓練が行われた。
自衛隊、警察、機動隊を動員したこんな大規模な避難訓練は初めてだという。
この情景・・・どうだろうか〜。
こんな避難訓練おかしすぎる。
テロを想定する・・・テロが起きるほど危険な場所だと言う意味だ。
戦争が起きるかもしれないほどの大惨事が起こる危険性をはらんでいる原子量発電所。
そもそも莫大なエネルギーを生み出すウランを使い、その使った後にできるプルトニウムをもこの原発に保有してある。
プルトニウムは長崎で投下された原爆のもとだ。
そういう猛毒が保有している原発にテロが・・・どう思う?
こんな危険な原発が54基ある日本の国は、独自で自爆テロするつもりかと・・・誰が目を覚ますのか?誰が食い止めるのか?・・・
ちゃんと声を上げている方がいる事を知り、私たち市民も怖がらず、声をあげていこう!

下記:6月15日朝日新聞に掲載された「オピニオン」より〜

存在かけて声を上げ続ける
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原理や原則についてきちんと論議がなされないまま、「論理」ではなく、「空気」で物事が決まって行く。そんなこの国の有り様にずっと違和感を感じていました。
野田さんて、その違和感を体感したような存在なんですよね。
管さんのもとでは震災復興が進まないという空気が醸成され、民主党内の手続きだけで野田さんに首相が決まり、福島第一原発事故を受けてか管政権が曲がりなりとも揚げた「脱原発依存」を大した議論もしないままなし崩ししてしまった。
「国政を預かるものとして、人々の日常の暮らしを守るという責務を放棄できない」。野田さんは再稼働に関する記者会見で「国民生活を守る」を繰り返していましたが、この「国民」っていったい誰の事なのでしょうか。私には「『原子力村』に住んでいる人たちを守る」と言っているようにしか聞こえない。
大飯原発を再稼働させなければ関西で15%電力が足りなくなるというのは、一種の脅しです。私たちには検証のしようがないんですから。電力会社が地域を独占していて競争原理が働かないから、そんな脅しが効果を持ってしまう。世論調査では依然として原発に懐疑的な人が多いのに、こんなやり方で再稼働が決まってしまうとしたら、この国の民主主義はとても成熟していると言えません。
とはいえ、それでも、原発事故を受け、個人が動き、物を言い始めたことには希望を感じています。
・・・・・・・・
声を上げる。上げ続ける。あきらめないで、がっかりしないで、根気よく。社会を変えるのには結局、それしかないのだと思います。

坂本龍一さん(音楽家)「NO NUKES 2012」という脱原発を訴える音楽イベントを7月初めに開催される。

国策の果て、反省足らぬ
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学生時代、文学や芸術にばかり関心がありました。そんな私を友人が、反核を訴える平和行進に連れ出しました。1963年の事です。そこで一人の被爆者と出会いました。戦地から戻り広島で被曝された方で、自身が読んだ歌を教えてくれました。
死ぬる気で出征したる故郷に 隠れ病む身となりてかえりぬ 放射能による病への差別や偏見をおそれて「隠れ病む」。その葛藤に魂まで揺さぶられ、平和運動に関わり始めました。
国策として進められた戦争の果てに、広島・長崎への原爆投下がありました。そして昨年、国策とされた原発推進の果てに、福島の原発事故が起きました。私にはこの二つが重なって見えます。どちらも一朝一夕に起きたわけではありません。なぜそうなったのかを振り返る歴史認識が必要です。
急速な再稼働を許していくなら「第2の福島」を招いてしまう。そうなって初めて原子力村の人々も推進策を断念するでしょう。国民の多くもまだ、脱原発へのはっきりした決意を持てずにいます。第二福島が起きてから「一億総ざんげ」をする?それでは遅いのです。
安全神話は福島の事故によって崩壊したのではありません。原発が各地の寒村に押し付けられたとき、すでに崩壊していたのです。大都市の近くには造れない危険な施設と分っていたのですから。原発を受け入れた自治体は麻薬のようなお金で、子孫に対する倫理観までマヒさせられた。その意味で、巨大な原発推進システムに土足で踏み入れた被害者なんです。
方や関西広域連合の知事たちは一度、大飯原発で万一のことがあればそれぞれの府県に被害が及ぶと、再稼働に反対しました。それなのに軽々しく「事実上の容認」と態度を変えてしまう。半世紀にわたる原発の歴史の総括を欠いているから首長が薄っぺらなのです。
大量の電力を消費している都市部には、原発が立つ地元の足を踏んづけている意識が欠落しています。自分の事のように引き寄せ、他者の痛みを知る。仏教が説くのはそのような倫理です。他者を犠牲にしながら自分たちが幸せだけを追求してはいけないのです。
エネルギー政策から大量生産・大量消費というあり方まで総合的に、根本から反省し直す。そこから脱原発への「本物の議論」が始まるのだと思います。

中島哲演さん(僧侶鵜)福井県小浜市の明通寺住職。広島の被爆者支援とともに若狭湾一帯の反原発運動に関わる。

下記:6月16日朝日新聞記事より〜
脱原発 645万の思い
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作家の大江健三郎さんら「さよなら原発1000万人の著名」の呼びかけ人が15日、首相官邸に藤村官房長官を訪ね、集まった751万人分の著名簿のうち645万人分を、野田首相宛に提出した。関西電力大飯原発(福井県大飯町)の再稼働に反対の意向を伝えた大江さんらに対し、藤村氏は「首相が国民に問いかけ、自治体も(再稼働)を受け止めて考えてくれている」などと述べたという。
終了後、大江さんは「世界の目が向かっている時に再稼働すれば、なし崩しに突き進む。一つの再稼働が人類の歴史を決める」と批判した。

平和を願うアンネのバラ→
by polepole-yururin | 2012-06-16 10:45 | 原発