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ゆるりんのポレポレ日記 yururinp.exblog.jp

つれづれなるままに~日頃出会うこと、思うことを綴っています。


by polepole-yururin

風評被害?

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東京の方と話をした。
町田・・・
東京の庭木の剪定をしたものを今までは行政がチップにしてくれた。
そのチップ剤は又庭に返す。この循環・・・素敵な自然の循環だ。
が3月11日の原発事故以来、このチップにする行政の取り組みはなくなった。
剪定した灰からセシウムが検出したからだ。
だから行政は、植物の剪定したものの回収はしても、各個人へ変換せず、その剪定後の灰は、どこかの一角に山済みにして、保管しているという。
東京では、やはり北関東、東北の野菜がほとんどで、選択の余地がないという。
鍋の白菜は、仕方なく一度茹でて、流水で流し鍋に入れる・・・て話していた。
セシウムは、もう聞きなれた言葉で、又その話か・・・と思うだろう。
放射能も未だ出ている状態だけど、大丈夫という。
福島の方々もそこで避難されているわけだから、その方たちのことを思うと、この悲しみを分け与えてもらい、東北の復興のため、東北のお金の流通を起こさないと皆がだめになる。
この土地で踏ん張ってもらいたい!福島、その近隣で産業、農業すべて地場産業を盛り上げ、元の福島、元の東北にもどろう!という。
確かに心情は本当にそうだ。
NHKで茨城県の風評被害のシンポジウムを放送していた。
旅館の女将さんが5重の苦しみだと訴えていた。
津波被害、原発事故、放射能漏れ、人が来ない・・・・
観光客をこちらに来てもらうには・・これは風評被害だと・・・
今こちらでは島田市で、岩手県の瓦礫焼却の問題があがっている。
試験焼却が施行される。
もともとこちらにもちょっとはセシウムは出ているのだから、岩手のものだから燃しても大丈夫だ。痛みの共有だという。
でもあるお茶農家、この焼却が施行されると、取引はしないとある業者が言ったそうだ。
西日本ではこんな話は遠い話だろう・・・
私とてここから北の話は見えなく、北の方からすれば、我々のことは、せっぱ詰まったものではないのだろう・・・

いろんなことを見て、聞いて、思う・・・
復興は瓦礫を除去しないと始まらないのだろうか?
神戸は瓦礫の横でバラックを立てて動き出したそうだ。
東北の都市8年計画案・・・新しい嵩上げした、津波、地震に強い町つくりといいつつ、まずは瓦礫を一掃してダンプが来て、ブルトーザーがきて、山の土を盛って、コンクリートで固めて・・・
土建、建築・・・その作業があってこそ、都市ができる。結びつくゼネコン・・・
その構想がなぜ最初なんだろう。国、県、行政のやることにお任せで本当にいいのか?
住民は、8年何をしているんだろう。8年ってどんな年月のことをいうのだろう。
共産主義であるわけでもなく、個人の意思が反映されるのが民主主義なんだから・・・
瓦礫をなくさないと動かない行政のものの運ばせ方が問題ではないのかな・・・
瓦礫があっても少しずつはじめられるんではないんだろうか?
放射能は消えない・・・放射能を含んだ採石場の石が南相馬市のビルのコンクリートになり、放射能を放っている。
みんなが嫌がるものをたらいまわしにしている。
人が来ないのは放射能が怖いからだし、食べ物の放射線量が怖いからで、大丈夫ということの意味がわからないからで・・・
産業発展、経済、流通、食べていくにはそれらが優先なのは本当にわかる。・・
そのあと押しに、政府が福島に放射線の研究施設等さまざまな大きな施設を建てて、雇用にも役立たせる。
なんか原発事故の問題がすごい建物や国の研究施設を作るということで、福島に「誇り」というもので押さえ込んでいるんようにも感じる。・・・
踏ん張ることがいいことなのか・・・
放射能を浴びても大丈夫?・・・日本人は放射能にも無敵になっているんだろうか?
大丈夫だから来てもらいたい、食べてもらいたい、痛みを共有したい、してほしい。
風評被害?と本当の汚染の苦しみ・・・その苦しみを知った人たちは、大丈夫という言葉でことをうやむやにせず、原発、核を動かしたことへ我々も加担していたことに立ち戻り、広島、長崎の被爆した方々のように、声を上げていかないといけないのだろう・・・
no more 核が経済、流通その前に!

3月18日、静岡県掛川市千羽のАgora子ども美術工場で、マーシャル諸島や福島の方々と関わってらっしゃるフリージャーナリストの渡辺重幸氏を囲んで、フクシマのこと、我々の今後を考える時間を持つことになりました。
ぜひ核について、向き合いましょう!
by polepole-yururin | 2012-02-08 11:33 | 原発