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ゆるりんのポレポレ日記 yururinp.exblog.jp

つれづれなるままに~日頃出会うこと、思うことを綴っています。


by polepole-yururin

歌遊び

歌遊び_f0215179_14432832.jpg
060.gifぞうり隠しつーりんぼ、橋の下のねずみが・・・
草履を加えてチュッチュクチュー・・・
チュッチュクまんじゅうを誰が食た?・・・
誰も食わない、わしが食た。
表の看板三味線屋・・・裏から回って三軒目・・・
あ、ピン!ピン!ピン!ピン!ピン!060.gif
寝る前になんとなく口ずさんだら、下の息子が何々?と聞いてきた。
「ん?これか~?これは靴隠しの遊びがあって、鬼を決めるときの歌。」
「歌ってよ~」という。
「ぞうりかくし、つーりんぼ、橋の下のね~ずみが、」と歌い始めると・・・
「ぞうり・・かくし・・・つーりんぼ・・・はしのしたの・・ね~ずみが・・・」と追って歌い始める。
もっともっととせがむぞで、「草履を加えてチュッチュクチュ、チュチュクまんじゅうを誰がくたー・・・」と歌い続ける。
息子はずっと追って歌いまねする。
何度も何度も覚えるまで歌を繰り返す。
関西弁のニアンスで歌う調子に心引かれたのか、「おもしろい、面白い♪」と言って聞き入り覚える息子。
最近の息子は漫画に夢中だったり、上の息子の影響で生意気だったり、やさしい感じがなくなってきたのかな~と寂しく思っていた。
そういう感じだったので、息子の突然の食いつき方にびっくりした。
が、久しぶりの和やかな時間に心が和んだ。
そのうち、草履隠しのお遊びの仕方を聞いてきたので、息子の背中を草履に見立て、草履をはじくように、ピン!ピン!ピン!と背中を軽く叩く。
二三回歌を歌ったらいつの間にか、その懐かしい歌が子守唄になって息子は寝入ってしまった。
この歌は、私が子供の頃「草履隠し」という遊びで、隠した靴を鬼が探す遊びがあって、そのときにうたった歌だった。
歌の内容は分からないのだが、面白い話・・・言葉のリズムに、心引かれ覚えた。
歌うリズムを取りながら、歌詞の場面をずっと頭に想像したものだった。
橋の下のねずみが、草履を加えて、まんじゅうを・・・?三味線屋は今だったら京都の先斗町や寺町の様子を思い浮かべたに違いない♪
昔の遊び歌は語呂がいいし、リズムがいいし、なんか意味を掛けていて、子ども心をくすぐる魔法を持っているんだな~♪
いまどきのデジタルに支配されかけていた息子は、その魔法にかかったようだ。
いや~、デジタルの魔法から覚めたのかもしれないな♪
いつまでも伝えたい歌である。
その話の絵をАgora 子ども美術工場で描いていたら、たくさんの子供達が寄ってきて、「何々?」って聞いてきた。
「これはね~、草履隠しの歌の絵。草履隠しつーりんぼ、橋のしたのねーずみが・・・草履を加えてチュッチュクチュー・・・・♪」と歌った。
子供達は、ふ~んと面白そうに聞いていた。
by polepole-yururin | 2011-11-19 14:43 | 子供たち