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ゆるりんのポレポレ日記 yururinp.exblog.jp

つれづれなるままに~日頃出会うこと、思うことを綴っています。


by polepole-yururin

思いを運んで~(被災地レポート1)

私たちは、4月20日に女川町を訪れた際、女川町立第一保育所の避難所の保母さんたちの凛とした態度・・・避難所運営をしっかり行い、なおかつ、子供たちへのサポートとして出前保育を早くから行っている保母さんたちや子供達に対して、寄り添って復興への道をサポートできればと思った。
私たちが出来ること・・・大勢の方を救うなんて到底出来ない・・・自分の力量は決まっている。
その中で、じっくり自分の出来ることをやっていく。
被災地の方々との関係性の中で、あくまでも現地の方が主体で、先が見える、未来、夢が少しでももてれるように・・・と。
4月5月と保母さんたちと会話を交わした。
いっしょにいろんなことをした。
顔が見え、その人のストーリーを少し感じることが出来た。
3度目の今回は、顔の見えた方々へ、思いを伝えようと思った。
家をなくし、肉親を亡くし、みえる歴史を失った方々の心が少しでも前に向いていっていただけるように~。
まずは、5月の訪問の時に撮ったいっぱいの写真をアルバムにした。
先生方のカメパオ製作、アロマ石鹸、化粧水の時の絵顔、ベッキーがきたときの避難所の方とベッキーとの写真・・・400枚ほどの写真をアルバムにはさんで・・・
震災で、写真さえもなくなった・・・今から、少しずつ歴史を増やしてほしいと願って♪
そして私は20対のテラコッタのお地蔵様を作り、手紙をそれぞれに添えた。
ブログ「今の思いを形にして~」の項で書いたような気持ちを伝えた。
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一個一個丁寧に包んで~
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ちくちく・・・手芸、縫い物、編み物・・・女性にとってそういう行為は、創造であり、心落ち着かす行為でもあるのかもしれない・・・そんなことを昔おばあちゃんが楽しそうに手作りしていたことを思い出した。
小学生の頃大高輝美さんのフエルト人形が流行った。
可愛い表情に夢中で作ったものだ。
おばあちゃんも、その本をみて、雛人形などを楽しそうに作っていた。
実は大高輝美さんは、その当時「ひかりのくに」という幼児向きの本にそのフエルト人形を載せていた。
保育者との共通点・・・この可愛さは・・・たぶん心癒されるかもしれない。
そんなことを考え、フエルト、刺繍糸、裁縫箱、型紙用の紙、綿、ビーズを用意して、アマゾンで懐かしき大高輝美さんの本をオーダーした。パッチワークの材料も添えた。
暇な時、何かやりたいとき、ちょっと手作りしていただけることができるようにと・・・
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すると今回は、同じく「KAМEの翼プロジェクト」のメンバーのmakoさんが、クリスタルのストラップを一個一個手作りして、30個、メッセージ入りのストラップを渡しに来てくれた。
一個一個クリスタルの意味もちゃんと入れて・・・
やさしいmakoさんの思いがクリスタルにちゃんと輝きを添えて、保母さんたちへのお守りとなりますね!きっと♪
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「KAМEの翼プロジェクト」のリーフレット、新聞、詳細を見て、「KAМEの翼」が子供をサポートするプロジェクトであり、なおかつ被災地へのサポートも担っていることに賛同してくださった、友人・・・自然栽培のお茶を栽培、販売されている京都の「なごみ園」さんからは、お手間入りのお茶を段ボール箱にいっぱい送ってくださった。
このお茶は、農薬なんていっさい使わず、水にはたいへんこだわったやさしいお茶である。
作られている和田さん夫妻もたいへんまじめで優しい方だ。
このお茶で、避難所の方が少しでもほっこりされたらいいね~。
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実家の妹や妹の友人からは、子供達にと、風船、可愛いペン、可愛いエプロン、折り紙等が送られてきた。
実はたくさんの花火も用意してくださっていたみたいなんだけど、宅配便が火薬は受け付けてもらえなかったそうで・・・ありがとう。その旨はちゃんと保母さんに伝えました。

皆さん、保母さんや避難所の皆様は、たいへん喜んでいらっしゃいました。
心遣いありがとうございました。

by polepole-yururin | 2011-06-30 19:17 | 震災