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ゆるりんのポレポレ日記 yururinp.exblog.jp

つれづれなるままに~日頃出会うこと、思うことを綴っています。


by polepole-yururin

夢の種 2010 osaka

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ここは、太陽の塔でお馴染みの万博公園である。
この間の土曜日、大阪の万博公園で「夢のたね2010osaka」という光の芸術プロジェクトが催された。
この夢のたね2010osakaのコンセプトは・・・
このプロジェクト主催の光のアーティスト高橋匡太さんから~
今から40年前の1970年、大阪万博博覧会が開催されました。
「進歩と調和」をうたう万国博覧会は、未来への夢と希望を象徴し、誰もが明るい未来への夢を描いていました。
それから40年。
今、夢や希望を語ることがとても難しい時代です。
だからこそ、自分の夢を考え、自分の夢に向き合い、他者と夢を共有することが大切ではないか、という想いから「夢のたね2010osaka」が立ち上がりました。
あなたの大切な人に「君の夢は何?」と聞いてみてください。
すぐに答えは返ってこないかもしれません。
夢を考える時には、大人も子供も真剣に自分に向き合っているからなのです。
希望や夢を持つことが難しい時代にあって、それはとても大切なことです。
「夢のたね」プロジェクトはそんな思いから始まりました。
夜空から舞い降りる誰かの思いが託された「夢のたね」をあなたの手で受け取り、想像してほしいのです。
その一つの夢には、一人の生命があり、大切な気持ちがあって、ささやかな暮らしがあることを。

高橋匡太さんの紹介~
映像、照明を巧みにあやつり、様々な光の可能性にトライするアーティスト。
神戸・旧居留地、京都・二条城、青森・十和田美術館などのライトアップやミラノサローネ出展など世界各地でも活躍している。
「夢のたね」は高橋さんのライフワークとして取り組んできた活動。
福井県あわら市(2005年)、オーストラリア・メルボルン(2006年)、金沢市(2008年)で実施され、既に10万人以上が参加している。


万博公園に6時過ぎに到着。
と同時にぞくぞくと駐車場に車が入ってきた。
静岡にいると、このプロジェクトの規模が分からず、なんとなく見学という思いだったのだが、人、人、人の集団を目にして、改めてこのプロジェクトの大きさを実感した。
ここ静岡で、私も息子もこの夏「夢のたね」を描いて、このプロジェクトに参加しているのだけれど(ブログの8月「アゴラキャンプ」の項に載せています)、まだまだ人事で、プロジェクトのコンセプトや規模を理解していなかった・・・
静岡と大阪・・・距離なのか・・・温度差を感じた。
とにかく、百聞は一見にしかずなのである!
会場には、大きな大きな気球が用意されていた。
そして、気球が少しずつ少しずつ膨らんで、大きく大きくなっていく。
一個一個夢の種が、この会場に集まり、この夢が人から人に伝わり大きく大きくなっていく様に~
そして気球の用意が出来たころ、「夢のたね」のスタッフやプロジェクトサポーターが気球の前に並び、主催の高橋匡太さんが、このプロジェクトの思いを語った。
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そして高橋さんは、気球に乗り、空へと舞い上がる。
みんなの「夢のたね」、2万人の夢を乗せて気球は上がる~。
ボーっと熱気球は音を立てぐんぐん、ぐんぐん空へと上がる。
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そして、「夢のたね」は、気球から降らされる~
高橋さんの手によって、空から空中を舞う~。
高橋さんというフィルターを通し、一個の誰かの小さな「夢のたね」は、さらに光の魔術師である高橋さんの演出により、息を得たように光り輝き、夜空に螺旋を描きながら~踊りながら~喜びながら宙を舞う。
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時には光の線のように~
時には光の雪のように~
時には蛍のように~
赤、青、白、緑のLED電球の光が夜空を舞う。
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そして、地面はたくさんの七色蛍が群がるように明るくなっていった。
この万博公園には2万人の「夢のたね」が集まった。
今年の5月9日から12月4日まで、各地でワークショップを開きながら、こつこつと「夢のたね」の思いを伝え続けた高橋さんたちの思いはいかほどか~。夢の種 2010 osaka_f0215179_22354147.jpg
この地面に降りた「夢のたね」はここ万博公園に集まった人1万人の方一人一人に手渡される。
私の手元に来た夢の種は・・・
「ギターがうまく弾けるようになりたい!」
「幸せを毎日感じる日々、緑豊かな町」
この2つ。
息子いわく、「二つ目の種は、大人だね~大人が描いた夢なんだ~♪」と。
息子がこの夏描いた夢は、何処の誰に手渡ったのだろう?
この夢が、誰かの手元で大事にされ、育んでいけるといいね~♪
すごく、スケールの大きいプロジェクトだった。
いろんな人のことを理解しようとするには、まず、その人を感じることだ。
感じるということは・・・その人ががんばっている場を共有することなのだと今思う。
感動をありがとう♪

ps:夢のたね http://yumetane.com
by polepole-yururin | 2010-12-06 21:48 | 出来事