ゆるりんのポレポレ日記 yururinp.exblog.jp

つれづれなるままに~日頃出会うこと、思うことを綴っています。


by polepole-yururin
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震災から復興を綴るエッセイ本発売!
「はしら雲 震災と女川の人たち」に続くエッセイ本、
「はしら雲 まおちゃん家族の明日」が
       自立舎文庫から出版されました!
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〜出版にあたって〜

これは、「はしら雲 ―震災と女川の人たち―」の続編です。
私は、震災当時4歳のまおちゃんに出会います。
そしてまおちゃんを通して一家族の復興を目の当たりにします。
復興とは、行政の敷かれた復興計画に従い成し遂げていくものなのでしょうか?
本書は、女川で復興をいち早くはじめたまおちゃん家族を書き綴ったエッセイ本です。
震災から二年三ヶ月が過ぎ、東北の事はもう終わった事のように私たちは日常を過ごしています。しかし被災された方々は、今なお仮設住宅に住み、個人の復興はこれからです。放射能汚染も未だ収束されていません。
まおちゃん家族は、私たちに語りかけます。
復興とは?
生きる事で大切な事は?
この本を通して、今の日本で生きる意味を一緒に考えていただければ幸いです。                      

                       2013年3月11日
                        は な い み ほ

価格 1500円 
自立舎文庫 / 〒437-静岡県掛川市千羽1679 ℡:0537-27-1428



   
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by polepole-yururin | 2013-06-26 22:00 | お知らせ! | Comments(2)
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今日、故・黒沢明監督の1955年作品の「生きものの記憶」を観た。
水爆実験後の老人の放射能に対する恐怖からブラジルへ移住すると家族に告げて、全財産をブラジル移住のために使おうとする。家族全員に移住を提案する。が家族は猛反対そして家庭裁判所の持ち込まれ、結果財産を自由に使えなくなり、老人は途方にくれ、最終的に自分の工場を放火する。そしてしがらみが無くなればブラジル移住へみんなが受け入れると踏んだ。が・・・最後老人は精神病院へ入院。他の星へ行って安心を得たと安堵する。
家族はそれで良かったとするものや黙ってそれを受け入れるものや・・・
しかしその裁判に関わった歯科医師とその精神病院の医師は、その老人と関わり、この社会の状況を知りつつも今までと同じように生活をしている私たちの方が異常かもしれないとつぶやく。
そしてエンド・・・・・
そんな映画を観た。
重いテーマの話で救われない。
1955年の作品ゆえ、社会背景というか、家庭の状況が、家父長制というか、お父さんの威厳が強く、妾の存在と家族の存在が今の社会的背景とは違うもので、少し違和感を覚える・・・
だが、長崎・広島への原爆投下10年後と、第五福竜丸の事故と社会が冷戦という核の脅威を目の当たりにしていた時代だったわけだから、世の中が核や放射能へどんな風に考えていたかを知る事が出来る。
しかし、物事は風化する。
風化させているという方が正しいだろう。
政府は、日本単独で動いている訳ではなく、特に日本政府はアメリカとの関係性の中で事を動かしている。だからたとえ物事が国民一人一人に被害を与えようとも、一握りの商売人や権力者に利があるのならば、それはいくら恐ろしい事でも正(せい)としていく。
広島・長崎の事も第五福竜丸の事も政府は、風化を進めた。
人々の頭から消す作業をした。マスコミ等を使って・・・
確かに忘れる事によって人は、心が楽になり、前へ進めるとも言える。
けれど、被害を被った人の心は、そう簡単には消えない。いや消さない。消せない。
黒沢監督は、この映画を作った時と、その後原発が各地に出来た時と、チェルノブイリ原発事故当時と・・・心の内はどうだったんだろうか、そこが知りたい。
そしてさらに巨匠と呼ばれた黒沢氏が、今の日本の状況を見てどう思い、どう表現されるだろうか?
そして可能ならあの方の今を思う映画を観たかった。
映画を作る事・・・いや表現者は、単に大衆娯楽だけでなく、国民に大切な事を伝える役割として意識してほしい。

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明治維新の時のええじゃないかと大衆が狂乱的に踊って、どうしようもない社会に対してやけくそになった光景と、今テレビから流れる娯楽番組やアニメ、アイドルへの以上な興奮を持つ若者の光景がリンクする。
今の社会を生きる大人が、あまりにも利己的で子どもの事を考えず、子どもまでもバイヤーにして取り込んでいるんだから、資本主義が行き着いて、とうとう心まで売ってしまった社会であるということだ。
表現者が、生きていくには、売れる事であったり、メジャーになったり、認められる事であったり・・・だが、何でもありでは困る。
表現する事の意味をいつも問うている表現者であってほしい。

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ピカソが「ゲルニカ」を描き、与謝野晶子が「きみしにたまうことなかれ」と書いた。
僕は社会派ではないんで・・・とアーティストが言った言葉が消えない。
山を壊した話の影絵を見て「社会派」ですね・・・とある大人が言った。
社会派って言葉がなぜ出てくる?3・11で津波被害・原発事故が起きたこの日本に私たちがいる。
のほほんと生きている街の隣に壊れてしまった自然の被害で苦しむ人がいる。放射能被害で故郷をなくし、健康被害で不安を抱える人がいる。
それを当たり前に話、語る事が「社会派」として線引きする話だろうか?
人は訳の分からないレッテルを貼りたがる。そして時には正しく表現している人の足まで引っ張ろうとする。
あなたは誰の見方だ!あなたには子どもはいないのか?守るものはないのか?
表現者は、今の社会に意識してこそ、真の表現者と言えよう。そう私は思う。
黒澤明監督の「生きももの記憶」は、黒澤監督の代表作にはならなかった。
救いがない話だから・・・そう、核・放射能汚染から救いという言葉が見つからないのだ。あの当時もそして57年経った今なお見つからない救いのための答えが・・・
答えの見つからないものをいつまでも手放せない人間ってどうよ・・・
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by polepole-yururin | 2013-06-24 22:01 | 原発 | Comments(2)
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今、いろんな事が今までとは違った見方で見えてくる。
今まではこんなもんだとか、自分の日常しか見なかったというか、物事のあり方が言われたままにひかかりなく聞き流していたのかもしれない。
3・11後、震災一ヶ月後の被災地へ行って、あの状況を目の当たりにしたからなのか、・・・原発事故が起こり、原発と原爆の違いを強調してきた大人たちのメッキが剥がれた・・・だからなのか・・・
私の中で何かが、変わった。
そして、今まで世の中は昔よりはいい状態になっているんだって思って自分に言い聞かせ生きてきたが、その言聞かせが自分にもはや通用しないまでに、事の重大さに身体が揺さぶられた。
民主党の時代、その大きな出来事によって、声を持ち、思考する国民に少し動いたのかもしれなかった。が・・・政権変わって、安倍自民党は、恐ろしいまでにこの社会のしくみを変えようと動き出した。
社会のしくみといわれると聞こえはいい。特に飽和状態になった日本経済にとっては、本当にプラスに転じる方法だと思ったのだろう・・・お金中心に動いている人たちにとっては特に。
けれど、その社会のしくみ変えは、特定の企業が喜ぶしくみ変えであるのだから、とんでもね〜・・・
そして自民党や、特定の政治家、官僚にとって権力を守り続けられるしくみ変えだから、とんでもね〜・・・
終いには戦犯さえも幻で、認識違いだという、日本の第二次世界大戦への介入を、正当化しようとする。事実をもすり替えていこうとするこの行為は、とんでもね〜以上に異常である。
新聞では、安倍総理が原発セールスマンになって各国に売っている。
大変成績のいいセールスマンのようだ。
日本がやらなくても他国が、原発セールスする訳だから、先手をとって売りまくる。日本が放射能汚染で、やられていてもお構いなしである。
安倍自民党にとって原発事故は、関係ない。
放射能汚染ってあったっけ?情報をどんどん流してしまえばいい、流し続ければ、すべては風化し事は忘れる。放射能は、見えないし、風評被害って言葉で押さえつければいいんですよ・・・そんな声が聞こえてきそうだ。
今、1986年に出版された子ども向けの本「社会・未来・わたしたち」のシリーズ(岩崎書店)を読んでいる。
きっかけは、無農薬・有機栽培で、作物を作り、牛を飼っている牧場主から農業のこのシリーズの本をお借りしたからだ。
なぜ農業が衰退し、日本の食糧自給率が低いのか、・・・その事について私の子どもの頃すでに語っていた。
そして未来をこうあってほしいという願い・希望をあとがきに寄せていた。
先進国と発展途上国との関係性と戦前戦後打ち出してきた法案が、誰のために保護されたものなのか、生きる事が誰かの犠牲によって成り立っている事・・・その事をちゃんと指摘していた。
あの頃から危険視されていた規制緩和による自由貿易・・・いまやそれがTPP。(TPPとはTrans-Pacific PartnershipまたはTrans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreementの略称で、環太平洋経済連携協定、環太平洋戦略的経済連携協定、環太平洋パートナーシップなどと訳される。)パートナーシップって言葉の意味とはかけ離れた協定だ。
が・・・、とうとうTPPが成立するんだよ、このままでは・・・
政府は、農業の事なんて本当は考えていない。
国民の事も考えていない。一部の国民だけ・・・
安倍総理は、国民の平和を全然見ていない。あの方を見ていると、ファシズムと言う言葉を思い出す。
第二次世界対戦で、イタリアのムッソリーニ、ドイツのヒットラー、日本の・・・あの方たちのやった事はおおいに批判され、撲滅させたのではなかったのか・・・
おおいに嘆く・・・。
そしてまた聞いた、あの曲を・・・amazarashi「古いSF映画」を。
無機質な世界。
今安倍総理が動いている社会のしくみ変えは、「古いSF映画」のような世界を作ってしまうかもしれないんだ。もっともっと先のような話であるようで、もうすでに原発事故は起き、既に原爆を投下され、核兵器だってもってるんだ。被害を被っている人や動植物、あらゆるものに異変は起きているんだ。
遺伝子組み換え、様々な薬・・・そういう科学の進歩というものは、今その被害がまだ見えていないだけなんだ。
SF・・・サイエンス・フィクション 
このままでは福島の原発事故のようにフィクションがノンフィクションになってしまう。
僕らが信じる真実は 誰かの創作かもしれない
僕らが見てるこの世界は 誰かの悪意かもしれない
人が人である理由が 人の中にしかないのなら
明け渡してはいけない場所 それを心と呼ぶんでしょ
僕らが愛した故郷が 殺されてしまうかもしれない
僕らが待ってた未来は 誰かの筋書きかもしれない
人が人である理由が 人の中にしかないのなら
受け入れてはいけない事 それは君自身が決めなきゃ

amazarashi 「古いSF映画」は、3・11後に作られた曲だ・・・
人である理由が人の中にしかないのなら明け渡してはいけない場所 それをと呼ぶんでしょ
どんな理由があっても、心を失ってはいけない!

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by polepole-yururin | 2013-06-17 23:28 | 思うこと | Comments(2)
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NHK大河ドラマ「八重の桜」を録画して観ている。
昨日の「八重の桜」をひさしぶりに観てとうとうここまで来たのか・・・って状況だった。
徳川慶喜は、勝海舟がいう江戸城の無血開城に従い、江戸城を明け渡す。
会津と徳川の主従関係は、二代将軍徳川秀忠の四男・保科正之を藩主とした頃から始まる。
保科正之は、徳川のために忠義をつくすと家訓にも書いている。
儒教を重んじる武士の世の中では、忠義が一番大事であり、長男が一番であり、御家のためという大義名分で、ほとんどの事が形成されていた。
九代藩主・松平容保は、八代前の保科正之の言葉で、徳川慶喜に徳川を警護しろと命ぜられ、そのまま京都守護職に任じられて、鳥羽伏見の戦いで敗退した。
その後会津をがんじがらめにした慶喜は、無血開城で将軍の座を退いてそのまま隠居の身になる。f0215179_033521.jpg
雇われ将軍が、会津の意志さえ、奪い取り、徳川を守る盾としてさんざん利用し、最後にいなくなる。
しかし、薩摩、長州は会津を敵と見なし、最後の最後までつぶしにかかる。
白河がやられた・・・昨日の場面。
会津は、翻弄された。
会津戦争と言えば、白虎隊も悲しい最後をとげた。なんだか第二次世界大戦の特攻隊のようだ・・・
会津藩はその後解体され、青森の津軽の方へ移転を命じられる。
青森の津軽と言えば、六ヶ所村があるところ・・・原発の最終処理場となっている場所である。
青森に移った会津の方々は、やせた荒れた土地を開墾し、新たに再出発した訳である。
が・・・この場所も100年ほどで、日本政府の命で、日本のいらないものを最終的に引き受ける場所となってしまったのである。
そして会津は、会津でこの日本で初めての原発の大惨事が起こった場所となったのである。
事を動かす政府は何ら傷を負わない。役職を辞すだけである。
被害を被るのは、忠実で正直な人間ばかり・・・
おい!政府は誰のために動いているんですか?
誰のための政治ですか?
明治維新、新政府軍は、徳川の出来上がった独裁政治をつぶし、開国を主張し、西洋に学べと武力行使した。が、しかしその新政府である薩摩・長州が舵をとり行った政治は、王政復古である。
新政府は、大日本帝国憲法を作ったが、その憲法は、ドイツのビスマルクの考えに賛同したものだった。
つまりフランスやイギリスは市民革命が起こっていたため、市民が政府より力を持ってしまってはいけない、ある程度の市民への抑圧を持たせていたビスマルク率いるドイツの憲法を取り入れたのだそうだ。
明治維新の発端は、下級武士だった西郷隆盛も、大久保利通も木戸さんも伊藤博文さんも・・・上級武士への氾濫が発端だったろう。本当に国のために動く人だったら、もっと民のために大日本帝国憲法が作られても良かろうもんだし、武力行使で事を進めることで国を征服した彼等にとって、もっと強く!我こそは!って思想がわき上がってきただろう・・・。
そう思うと本当にお粗末なもんだ、政治家ってもんは・・・
政治家さん、あなたも一市民であり、私たちと同じ人間であるのに・・・
勝ってしまうと・・・権力をもってしまうと・・・人間は自分が何様だと言う事が見えなくなるようだ。
ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」の世界である。
どんなに弱い人間も知らず知らずに諂う人間が周りに存在すると、自分が自分では無くなり、名前さえ忘れてしまうもののようで・・・
今政界で動く人たちは元の自分を忘れてしまっている。
何者でもない一市民であり、一日本人である。
それなのに、福島が今もなお大変な状態なのに、原発を売り、六ヶ所村の核廃棄物処理ともんじゅへの予算を盛り込み、TPPを押し進め、グローバル化を強調し、一握りの権力者のためだけの政治って本当にありですか!?
グローバル化って、本当にいい事なんだと思いますか?
またそのことについてはいつか触れたいと思っていますが、今の政治は、「八重の桜」の時代と同じように思うんです。
誰かに責任や被害を押し付けて、豊かな場所や人の営みをめちゃくちゃにして、強い国日本といい、憲法改正をし、武力行使にも踏み切りやすい法に変えていく。TPPを押し進めるために法を変えていくんです。国民番号制もそうだし、マスコミへの圧力もそうだし・・・
食の安全、医療の安全、思想の自由、生活の安全さえ守れなくなるんです。
どうしようもないものを会津に押し付け、取り返しもつかない方向へ進む政府の動きに異をもしもっていうるのなら、いつまでもその異を持ち続けていきましょう。f0215179_0392878.jpg
安倍自民党らと同じ大人である一市民が、ちゃんと子どもの将来を見据え、守る事が歴史の繰り返しを阻止するものと思うから〜。
今日も山にレンギョウを植えた。
福島の桃源郷をいつも想像し、ピンクの桃の花と黄色のレンギョウの光景を思った。
自然の循環を考えていたという飯館村が今、人が入れなくなってしまった。
あの人たちの作り上げた営みは、何処に行ってしまったのですか?
桃源郷はやはり幻・・・?
いやちがう!桃源郷は本当に現実にあった。そして今もあり続けている。
大事な場所を守るのは、政府ではなく、私たち一人一人の意志と行動なのだと思います。
良ければこれも読んで・・・
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by polepole-yururin | 2013-06-11 22:41 | 思うこと | Comments(2)

座敷童に癒されて〜♩

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昨年アゴラ子ども美術工場主宰の先生が大きな事故に遭われた。
先生の車はペッシャンコで、救急隊員や警察官も先生はもう駄目だと思っていた。
が、時折かすかな息が聞こえ、「生きている」事を信じつつ救助にあたったそうだ。
先生は、頭、顔、骨盤、足などに大きなけがをされた。
その先生がこういう状態で生死をさまよわれた頃、先生の戻った意識の中で「アゴラを続けてほしい」
と言った言葉に動かされ、アゴラ子ども美術工場を動かした。
頼りない美術家ではない私が、この造形教室を開く事に大変重荷を感じた。
でも「あなたの子どもを見る目線を信じてるから、あなた流のアゴラの教室をやってください」と先生にいわれ、毎週土日と水曜日の教室を開いた。
ちょうどKAMEの翼プロジェクトも真っ最中だったので、各人に調整をとり、アーティストの作品展の継続と、9月にワークショップ控えていた光のアーティストの高橋匡太さんと連絡を取り、先生がいなくとも高橋さんの表現をやってほしいと伝えた。
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先生の意識、けがの状態を考えると、先生は本当にアゴラに再び戻ってくるのだろうかということや、戻ってきても、車いすで・・・という事さえ想像がついた状態だった。
そこで高橋匡太さんのワークショップは、どんな意味があるだろう。
今回の事故で17年続いたアゴラが初めて止まった。あまりにも急で子どもたちも私たちも戸惑っている。先生の先もわからない。ここでの高橋さんのワークショップは今まで先生との語らいの中で生まれた。すごいアーティストさんだから本当はたくさんの人に来てほしいし、盛大にやりたい。でも先生がいない現状で表現するアーティストは、単純にイベント続行とはいかないだろう。
「高橋さん、今回は、アゴラに遊びに来て子どもたちと遊んでやってください。プツっと切れた凧糸のようにアゴラがプツっと切れて終わってしまうんではなく、あ〜よかった。楽しかった。って言う思い出を子どもたちに作ってあげてもらえませんか?そしてふわ〜っとフェイドアウトして終了したいんです」と高橋さんにお願いした。
私は一主婦で、アーティストさんとの関わりは、個人的にはなかったけれど・・・
「わかった!やるよ!やろう!先生が病院から早く出てきたくなるようにさ〜!」って高橋さんはこんな主婦の私の言葉に動いてくださった。
そして何度かアゴラに京都から来てくださって、子どもたちと関わってくださった。
そして高橋さんの光のワークショップは開催された。
その頃、お母さんと三人の子どもさんがアゴラに訪ねてきてくださった。
「面白いところですね♩こんなところがあるなんて知らなかった。すごいすごい!」ってお母さんは興味津々。
そして年中さんのKちゃんをこの教室に入れたい!って来られた。
先生がいないし・・どうしよう・・って思っていたんだけれど、病院でベットに括り付け状態の先生は「大丈夫だよ。受けなさい。〇〇さんの目線でやって大丈夫」と言われた。
私の初めての生徒さんになったKちゃんだった。
Kちゃんは、おかっぱ頭の素朴な子。
小さな声で「わかってる」ってちょっと自慢したり、「せんせい」って甘えたり。
かわいいかわいい童。
ちょうどその頃、大人のいやな面をいっぱい見た私は、よかれと思って動く事と、動かず批判する人の思いに押しつぶされていた。
こんなにも大人は自分の都合で言葉を使い、自分の都合で事の正当性を強調していくものなんだと思ったし、自分のいる立場を守る人、態度が変わる人・・・様々な人間模様を垣間みた。
そんな時、私の心の癒しは来てくれるアゴラの子どもたちだった。
その中でさらに私を守ってくれた存在は、中学生のK君L君やT君そして高校生のT君。
そして年長T君と年中のKちゃん。
彼等の言葉や態度は、以前と変わらない。そして今一番心配する事は、自分ではなく先生の安否だった。
そういう子どもたちに支えられて今の私がある。
年中のKちゃんが来た頃からだろうか、先生は、歩く事が出来るようになった。
今先生は、事故以前以上に元気にアゴラで新たな子どもたちへ関わりを持っている。
事故して次の自分を見つけようと頑張る若者、自分の夢実現に向けて頑張る若者、社会への違和感を吐き出す居場所を求める若者、障害を持つ子、心の苦しみを抱える子、進学をのぞみ勉学に励む子、・・・・。
悩める若者や子どもたちが、先生やこのアゴラと言う居場所を求める。
そんな今があるのも、座敷童のおかげかもしれない。
Kちゃんは、赤い鼻緒の下駄を履いてきた。
赤い鼻緒の座敷童・・・そんなふうに感じた。
座敷童のくる場所は、きっと居心地いいところなんだろうって思うんだ。
その頃の記事を「里と湖のポレポレ時間〜」ってブログに載せたら、Kちゃんのお母さんから面白いメールが来た。
「Kが座敷童の事が書いてあったから、家にある水木しげるの妖怪の本を引っ張り出してきた。そしたら、座敷童を見て、倉ぼっこのほうがいいと暴れた」って。
こんな添付写真付きで・・・
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←座敷童 倉ぼっこ→
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だから私の想像した座敷童を絵に描いてKちゃんに渡した。
次の週、お母さんが「座敷童の絵を丁寧にラミネート処理して飾りました。ありがとうございます。かわいい♩」って返事をもらった。
ゆるいゆるい話だけれど、こういうやり取りがたまらく心癒してくれるわけです。
こんな世知辛い世の中であればあるほどに・・・
明け渡していけないものという心を大事にしたいものです。
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by polepole-yururin | 2013-06-07 09:22 | 私のこと | Comments(6)

若者との語らい

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朝は息子の弁当作りに始まり、朝食の準備と息子に「いってらっしゃい」と言って・・・そして自分の時間を持つ。
BSの再放送の「純情キラリ」を見て、朝食。
以前「純情キラリ」について書いたが、「純情キラリ」の話の中にも次第に戦争の影が潜んできた。
今日は、音大の教授の西園寺先生が、学校を辞めるという。
軍からの教師に対する軍への協力を要請してきたからだ。
櫻子は、同郷で同じ音楽を志す松井君と一緒に、西園寺先生の学校をやめてもらいたくないという事の署名を募る。
そこに櫻子が通っていたダンスホールのサックス奏者が現れ、「僕も署名してもいいかな」っていう。
そこに西園寺先生が表れ、そのサックス奏者に見覚えがあり、声をかける。
サックス奏者は、にげていった。
実は西園寺先生は、嘗て大阪で少年合唱団を結成していて、そこに幼きサックス奏者が、西園寺先生に学んでいた。その音楽の才能を買われ、西園寺先生に東京で音楽をちゃんと学びなさいと言われる。しかし幼きサックス奏者は、裕福ではなかった。西園寺先生は、生活費と東京までの切符をその幼きサックス奏者に渡した。が、その幼きサックス奏者はそれっきりだった。
「音楽をちゃんと志していたんですね。」と西園寺先生は、安堵したように目を細めた。
そして櫻子や松井君の署名活動に、「感謝します」といい「僕は軍歌を書きます。僕のやり方で音楽を志す若者を見守っていく。」と決意する。

この「純情キラリ」の時代と今が何となく似ているような気がするのは私だけだろうか。
今戦争という影は見えない?が、あの頃、戦争に向けて動いた影と同じ匂いのする影がまた動き始めている。
原発再稼働、憲法改正、TPP・・・靖国問題、原発輸出、アフリカへの支援、・・・辺野古の基地問題、オスプレイ、国防軍、復興特区、国民番号制・・・
思想統制が始まっている。
国民の声を置き去りにしている。嘗て野田総理が、官邸前のデモに対して「聞こえています」と言ったが、無視してベトナムに原発輸出しを取り決め、大飯原発を稼働し、いろんなものをなし崩して民主党は敗退した。
が、その後返り咲きした安倍自民党は、もっともっとひどい。
「聞こえている」ではなく、聞かない・・・無視。
見ない。弱いものの意見はパフォーマンスでは、聞いたふりをしているが、右から左に聞き流す。
国民は、パフーマンスだけで安堵している。なんともなんとも〜
辺野古基地はつくられる。沖縄の声はもう完全に無視している。
原発は稼働する。福島の声は聞かない。汚染水がたとえ海水に垂れ流ししようとも福島の汚染は風評被害だとして福島市で東北六魂祭りが開催。
自衛隊がブンブン毎日空を飛ぶ。
TPPでは、グローバルという流行の横文字を出して市場競争に乗り遅れるとそんなはやし立てることばかり前に出して、危機を煽り、あたかも関税撤廃して自由貿易が出来るというその事ばかリが強調される。がしかし、その自由貿易はある企業を守る、そして企業が商売しやすいように法を緩ましていく暴走である。遺伝子組み換え、安全を実証されているのか曖昧なものが市場に出回り、消費者では判断つかなくなる。外食産業の中身は私たちにはわからない。給食へも使われる。安全を重視し、顔が見える安心食材を売りにしていた地産地消っていう言葉はどこかに消える。
自民党がいう国民は、一部の企業であり、一部の特権階級である。
弱い国民や汚染されたところや基地のあるところ、原発があるところ、・・・大飯、沖縄、青森、福島、そして東北の被災地・・・日本の至所の・・・
目先のお金で心落ち着かせ、どうしようもないものを押し付け続ける。
余談だが、大阪市長の橋下氏の慰安婦の発言も東京都知事の東京にカジノを作る構想も・・・自民党の金ありきの危険もなにも無視し、法を変えてまで暴走する独裁政治。
この国は大統領制でもなく、王制でもなく、ちゃんとした民主主義国家だ!
何を血迷っているのだろうか・・・
そんな思いに包まれ、どうしようもなさを持ちつつ、意見を交わす。
家でも、アゴラでも・・・。f0215179_22361366.jpg
当然意見の食い違いだってある。
経済重視を重んじる人の多さに落ち込み、苛立ち、本を読み、情報を入れ、静かに聞いた意見と知り得た情報を整理する。
そしてまた山の再生へと動き、植林し、花を植え、水をやり、・・・無くなった自然を早く早く!と作り出す。自然の成長は遅い。大いなる宇宙の法則の中で動いているからだ。
だから自分よがりではいけない。でも今植えなかったら、その結果は一年後の一季節巡らなくてはわからない。
だから植える。
自民党がひとつひどい行動に出たならば、その行動への思いが私を動かし、花が増える。
そこへ最近若者が現れる。
夢を持ち社会に出た若者が、大人の思惑でいとも簡単につぶされる。
社会ってなんなんだ?って思い何となく立ち寄り、山のキャンパスを見上げる。
「いいですね〜。ここは純粋な場所です」
若者は夜までこの場所を離れなかった。
仕方ないという言葉で押し込まれた本音が、ここでは安心して自由に語られる。
そして交わす。夢と思いとそして今を。
「純情キラリ」で西園寺先生がいうように、純粋に夢に生きようとする若者を支える、守る存在とならねば!
私がこの時代に生まれた意味を噛み締めて〜。
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by polepole-yururin | 2013-06-05 09:19 | 私のこと | Comments(2)