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ゆるりんのポレポレ日記 yururinp.exblog.jp

つれづれなるままに~日頃出会うこと、思うことを綴っています。


by polepole-yururin

日本と言う国は・・・心の病の闇

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先日、教室に絵が大好きな子がいるといって、心の病を持った方が来た。
20代だろうか、少し前のめりで、小柄な子がスケッチブックをもっていた。
側で話を聞いていて、彼女の精神年齢はいくつなのだろうと思った。
一緒に来た人「〇〇だね」
彼女「うん、〇〇」
一緒に来た人「〇〇大好き?」
彼女「うん、〇〇大好き」
先生「好きな色ある?」
彼女「ピンク!」
一緒にきた付き添いの方は大変優しく、たいへん丁寧に、ハイテンションで彼女に一つ一つ言葉をかける。
彼女は、そのハイテンションの声音に反応してハイテンションに言葉は弾む。しかしほとんど単語が並んでいる。
ピンク、・・・うん、・・・好き・・・学校に行っていたよ・・・など。
その後、先生は彼女を山に案内した。
けれど、彼女は山を歩くのも大変そう。
「ここまで来ないか!」先生は言った。
「無理。普段歩かないから」
そして先生の興奮した行動にも反応せずに彼女はただそこにいた。
いつからこういう風になったのだろう。
生まれつきじゃない。
きっかけがあったにちがいない。
もっとふつうにいただろう。言葉ももっと普通に話していただろうに・・・
いつから・・・

世の中にはたくさんの精神障害者がいる。けれどたぶん最初は前のめりではなかった。最初は単語ではなかった。最初は毎日普通に歩いていた。感動もしていた。自ら自分の思いも言えていた。
ある時、症状が出て、ある時病院に行って、病名をもらって、薬を飲み始め、それがずっとずっと続いて、時間が経てば、昔と変わったな〜てことになっていた。

最近、統合失調症と診断された子と御縁がある。
それがひとりではなく、あなたも、あなたも、あなたも、・・・え?????
話を聞けば、急に教室の外から出て行った。急にイライラしてロッカーを殴った。急にある時チラチラと目の前が光った。
などなど・・・
そんで学校から呼び出しが来て、心療内科へ・・・もしくは小児科へと相談されて行く事になる。
そこでは衝動的な行為だけを重要視されて、前後左右の出来事には着目されず・・・。簡単なチェックリストがあって、それをチェックしたら、あらあら・・・統合失調症と診断されて、薬投与が始まった。
親はびっくり、でもそう医者が言うもんだから・・・それも大きな病院が言うもんだからと素直に聞くしかない。
あ・・・病気だったんだ。だから今まで学校が苦しかったのもそう言う事だったのね・・・となっちゃう。
精神薬にはいろいろあって、眠剤からはじまり抗不安薬、安定剤、抗鬱剤、などなどいろいろある。けれど、要は興奮を抑える為の鎮静剤である。ただ神経に作用する為、神経伝達経路に作用する。場合によっちゃ〜不随運動が起こってしまう。つまり自分で動かしていないのに身体が動いてしまう。時に最近使いやすいと処方されるエブリファイと言う薬は、目が上がってしまう。つまり斜視のようになってしまう。このエブリファイの副作用をちゃんと知らない医者はその患者が訴えた副作用の対処法に斜視の手術をとなる。
その副作用をしっている場合は、エブリファイを飲みながら、目を下げる薬を飲む。それでも目が下がらないなら仕方ないというドクターがいる。普通ならエブリファイを辞めれば副作用は消えるのだから、エブリファイではない薬にするだろうが・・・。
急増する統合失調症。それも低年齢化している。薬の服用も早くにはじまり、その薬は一生おつきあいしていきましょうが見解である。
治らない病気、統合失調症だと今の日本の医療ではなっている。
他国に行けば治る?医者を変えれば治る?・・・精神科医の野田先生は、統合失調症は年齢とともに症状は安定し、さらに薬だって辞めていけると言ってらっしゃる。これは先生が長年精神医療と携わってきた見解だ。さらに先生はチェックリストがくせ者だという。
今や鬱の延長が統合失調症となってる事自体間違いである。
つまり中学〜高校にかけて統合失調症と診断される子どもさんの行為は、いじめなど学校の窮屈さから逃げたいが為の衝動的な行為だ。それは当たり前の行為だとも言える。だって今の中学教師の恫喝のひどいこと、理不尽な態度、差別、競争を強い続ける行為、それに伴い子供達のラインいじめ等、大人と同じ事をする。
すると、純粋な子は疲弊するに決まっている。
心の病気になる子どもさんは優しい。本当に優しく純粋無垢だ。ゆえ、社会がここまで歪み汚れていたらおかしくなるのは当然である。
森友学園事件しかり、同時に種子法廃止の動き、水利権をフランスに売り飛ばし、水道事業を民営化するする動きなど、ただであるものをお金で買わなくてはならない状態にし、生きる権利さえ危うくする政府が作る社会がここまで体たらくした実体があるゆえ、敏感な子供達はつぶれていく。
それを救ってもらえると病院に行くと、もう後戻りできなくなる状態になってしまう。

私たちは、世の中が私たち国民の為に良いように法を作り、しくみを作り動いていると信じきってる。
だから世間、行政のいうことは信じきる。
妊娠したら産婦人科に行く、そしてそこで生んで、そこでミルクの飲ませかたの指導をされる。その病院に明治のミルク屋さんが来ていたら、新米ママは明治ミルクを与える。そこに森永ミルクの方が来ていたら、森永ミルクを与える。
紙おむつをパンパースにしていたら、パンパースを使う、メリーズなら・・・初めての病院でいろんな事を教わる(刷り込まれる)あげくにワクチン接種も行政と絡んで母子手帳を貰うから、この母子手帳がこの子の大事な証明書のように新米ママは大事にし、毎度チェックする。
小児科にいってもこの母子手帳は大事なこの子のあかしとなって、インフルエンザも当たり前に打つ。
当たり前がどんどん増えた。
当たり前に今度は幼稚園や学校で言葉の先生とやらがいて、チェックされて心療内科へ相談されたし、という流れが今や出来ている。
落ち着いて暴れずそこにいたらいい。薬っていいね。だって授業の邪魔にならないし、先生も大変だから・・・

確かに暴れる子が教室に来ていた。少しずつ自分の表現をやって楽しそうだった。
でもその子はある時もっと暴れるようになった。「ゲームやりたい!ゲームは楽しい、もう作らない」といってその子は辞めた。
親はもうお手上げ。以前から学校のすすめで心療内科に通い安定剤を貰っていたらしい。薬で一時は安定するが副作用で興奮し、さらに薬の量が増え・・・薬で安定すると思いきや一時的な安定と、薬に寄る副作用と同時に自分から作る意欲がなくなり、ゲームの刺激だけを欲するようになると脳は混乱し、子どもの中でイライラが増す。だから薬はどんどん増える。その子腎臓も悪言っていってた。

ある子は学校に行けなくなったからって心療内科に行った。なら薬のんだ。いっぱい奇麗な絵を描いていた子が、赤でしか描けない。そして絵が仕上がらない。被害妄想が出現。それから辞めた。

薬は飲まないで!と私は忠告する。
けれど医者を信じ、教師を信じ、行政を信じ切っている人には届かない。

ある時、授産所に行き、病院に行っている統合失調症と診断された子が私に言った。
「ここにいる事が安心して心の安定に繋がります。カウンセラーより先生はカウンセラーです。っていっぱい絵も描けるようになりました」と。
「なら、ここにくる時間を増やして、少しずつ薬やめたら?飲んでも今は単剤投与だよ。」って私は言った。
「え?」と彼女はびっくりした。そして私に言った。
「あの〜、以前も薬辞めれるよっていってくださったので、授産所の人に話したら、その人すごく危ない人やって!今安定しているんだから、これでいいんだよ。あなたは授産所で優しい人に囲まれて、病院で優しい人に囲まれて、そして家・・・その中にいたらいいんだよって言われて・・・あの人たちいい人だから」って。
「三角デルタ地帯だけがあなたの居場所なの?」
「そうなりますが・・・あの〜、この本を読んでください、授産所のカウンセラーに貰った本です」
そう言って漫画の「統合失調症」って本をもらった。
彼女はもう来ていない・・・
彼女はたまにショートステイにて病院にいて、授産所でたまにクッキー売って、家で絵を描いてる。多剤投与のまま。

薬を完全に辞める事は困難だ。それは重々承知の上。
でもとりあえず多剤から単剤へ。
さらに、治るを前提にしているところにいることだろう。

日本財団がいろんな福祉施設を援助している。
時に元気村という施設もある。そこに私も行った事がある。食べに・・・
働くのは精神障害者の方。言われるままに表情変えずにおうむ返しに話すのみ。
食べ物を恐る恐る運んでくる。
それをサポートと言うのだろうが、・・・
精神障害者には行政から障害者認定を受けて10万円ほどのお金を月に貰える。
それで生きている。
授産所と言うのは、単独経営されているのはごく稀で、国の保障を貰って運営している。毎年予算を組んで、入所者の数にあわせて支援が決まる。そこに職員がいる。
運営は患者さんがいてこそ成り立つ。
患者さんが社会貢献できる為の場として作られたと私は思っている。
けれど、良くならないという言葉を言われ、ここに居続ける事が良いのだろうか。
以前彼女に貸してもらった「統合失調症」の漫画の本。
確かに日本の精神医療は・・・と描かれている。
が、その作者は、他の国にはもっとゆったりと薬を飲まずに幸せに存在する人たちがいると言う事を最後に伝えてた。
そこを彼女は見ようとしない。

日本人は与えられた世界から出ようとしない。
本当を知ったらもっと楽しく、可能性ある日常が存在すると言うのに、保障、薬、目先の安定、権力の追従、様々なものに委ねてしまっている。
精神疾患を治すのには並たいていじゃない。
特に薬を飲む時間に比例して離脱するのが難しい。
だから逆戻りして、どんどん深みにはまってしまう。
だから容易く心療内科、精神科に行くのはやめて、生活環境を変え、しんどい事から少しでも外れる事であるし、信頼ある人との関係を築く事だ。カウンセリングより人生長く生きてきた、さらには自分を持っている幅のある人のアドバイスは、アメリカじこみのカウンセリングと比べ物にならない。

今まだ症状が進行していないのなら、動き出そう。
でないと薬はどんどん前頭葉を破壊するよ。
信頼ある精神科の先生が「スマホ、パソコンなどデジタルも前頭葉を破壊するのだよ、長期乱調、依存は脳を疲弊させる。」
とはっきり言った。
今の社会毒は薬とデジタルと・・・種、水、当たり前が守るべきものになってしまった。
産業につぶされていく日本の現状である。
授産所の存在も病院の存在も一から考え直す時が来ている。

先生は山から下りる彼女に言った。
「毎日歩きな。もっと自然の中にいたほうがいい」

病気を治すのは、薬ではないんだ。人間らしい、生き物らしい生き方が私たちに本当に求められている。


PS:最近の医療について思った事。それは県立or国立〇〇病院といかにも信頼される専門の病院で、統合失調症と診断し、次に紹介した病院が、いちばん薬を多剤投与する病院だと言う事だった。
大きな病院がいいと昔は思っていた。最先端医療を受けられると安堵していた。私も医大で働いていたからそう思っていた。
しかし、2001年〜小泉内閣時代、竹中平蔵氏が、経済財政政策担当大臣になったと同時に、規制緩和という言葉と大学病院や公立病院が法人になって、まず事務が解体されて、臨時雇いの民間の事務職員が入り込んで、病院の赤字経営から黒字経営へとスローガンが出され、病院経営は行き詰まる。
公的機関は赤ではいけないのである。儲けを出すべきだと言う見解が出されていった。皆賛同した。しかしそのおかげで、医療は、人の命を守る助ける医療から、経営・・・つまり儲け、ビジネス、産業としての医療となってしまった。
だから病気がふえれば医療費は増える。医療費が膨大することで国の赤字は拡大するが、個人病院や法人化された病院は儲けを生む。さらに一番もうけるのは製薬会社と東芝や日立などの原子力を医療機器に利用するメーカーやその他の医療メーカー。メタボ、いろんな検査も若年層にまでどんどん広げ、予防医学と言う言葉を巧みにつかっての医療行為が幅広く展開されているのである。
プライマリーヘルスケアとは、生まれるまえから死ぬまで一連の流れを医療がタッグ組みフォローUPしていくしくみである。が・・・これでは、病院とずっと抜けられない関係にあると言う事で、昔は病気したら病院へ行くはずが病気せずしてずっとずっと病院に管理されていくのである。とんでもない!
人々は科学、医療と言う言葉を行政やマスコミのいうニアンスにまんまと騙されてしまったのである。

あ〜それと今病院に行けば生花を見かけず、作り物の花や観葉植物が飾ってある。日本と言う国は・・・心の病の闇_f0215179_20451661.png
えええ?と思いきや、病院条例のようなもんで、生花には菌がついているので汚いのだそうだ。感染の原因になるので原因となる生きた花は菌の温床なのだそうだ。
うざ〜!
消毒薬だらけの無機質な病院と化してしまった。
心の安心感よりも菌撲滅の抗生剤等の薬の活躍でしか病気をみようとしない医療がこの日本にはびこっているのである。
これじゃ〜『アゴラ森3−さきのくにの風ー』の無菌の国の項そのものじゃないか!?
ちょっと怖くなった。




by polepole-yururin | 2017-03-31 18:21 | 思うこと