ゆるりんのポレポレ日記 yururinp.exblog.jp

つれづれなるままに~日頃出会うこと、思うことを綴っています。


by polepole-yururin
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何処を見て生きようか

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アゴラ子ども美術工場の裏山の風景。
2008年の夏、土砂崩れがありました。
アゴラを支える人たちが集まり、土砂を取り除いてくださいました。
山はしばらく灰色の状態に成りました。
そして二年経ち、少し草が生え始めました。
その一年後3・11が起きました。
無性に無くなりつつある日本の自然を元に戻さなくては、守らなくては!と衝動に駆られて、子どもたちとドングリの実を植えました。
そして私は岩盤の裏山にへばりついて花を植え始めました。
福島の桃源郷を思いつつ、ここにも桃源郷を作ろうと思い、桃の花、レンギョウ、様々な花を植えました。
その結果一年二年と植物は成長し、花を咲かせて行きました。
下記写真は今年7月の裏山の光景です。
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政権が変わり、どんどん民意が反映されず、福島は声も出せない状態にあり、空には戦闘機、自衛隊ヘリコプターが連日行き交う事態に成りました。
ニュースを見て苛立ち、その苛立ちを消すように花を植えました。
7月政府は集団的自衛権行使に対しての閣議決定をしました。
そのニュースが今や流れなくなってしまいました。
そのニュースは時折ネット上で知る他ない状態です。
けれどそのネット上のニュースはあまりにも情報の乱舞で、私達の意識をかき乱す情報の嵐。
いつになったらこの政権の独走はとまるのだろうか!?と思いながら二晩留守にしたアゴラの裏山に行きましたら・・・
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無惨にもこの状態。
イノシシが出現し、花を植えた場所を大きな鼻と角で掘り返してしまいました。
ブルトーザーが入ったかのような有様でした。
たった二晩の留守にイノシシは土の中のミミズや根っこを食べるために山を掘り返したのでした。
イノシシは以前からよく出ていましたが、この山の庭には手を出す事はなかったのに、最近被害が拡大していました。
この状態を見て、近くの農家の人は、田んぼと畑に電気を流しました。
「先生!私達もどうにか対策を練らないとこのままでは山の花は全部掘り起こされるよ・・・柵を作ろうか・・・」と言いましたら先生は「柵なんていらないよ。大丈夫。これが自然なんだよ。イノシシだって食べたいさ。イノシシの食べ物や住処を奪ったの人間だからね。電気を流したり、柵をつくっちゃたら、これは戦争と同じだよ。この山は野生と人間の境界なんだ人間は入ってはいけない境界に入ってしまったんだよ。誰が悪い?イノシシではないんだよ。世界の状勢もそうだよ。入ってはいけない境界を超える、侵入し、敵を作る。敵は元々いやしない。良心的な人間が存在し共存する事が出来る。アフガンだって日本は武器を持たず、井戸を掘ったり支援に行っていた。だから日本は受け入れられた。それを敵を知らずに作って武器を持てば、今まで敵でなかった人が敵だと思い身構える。それがあげくに戦争へ飛散して行く。だから僕は電気も柵もいらない。共存するんだ。互いを認めるんだ」と言いました。
私はそうは言うものの、丹誠込めた山の庭の荒れ果てた状態を見て落ち込み、イノシシの脅威に少し怖さを感じ、山にしばらく入りませんでした。
そして一ヶ月近くが過ぎました。
そろそろ山の萩が色づいてきたので、敬遠していた山の手入れをしに山に入りました。
すると・・・
もうひっくり返って抜かれてしまった・・枯れてしまったと思っていたアジサイが土の中から顔を出していました。
めちゃくちゃうれしくなって生きていたアジサイにありがとうと言いました。
そして腹を立てていたイノシシにも根こそぎひっくり返さなくてありがとうとついつい言えてしまいました。
この山が又愛おしくなりました。
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ちょっと心が軽くなって山の草を剪定しはじめました。
そして草を刈ろうと目をやると、目の前に美しいタマムシ!
本当に本当?と目を疑いました。
タマムシは今やほとんど見られぬ昆虫です。
聖徳太子の玉虫厨子で使われたタマムシ・・・
8年前、息子がアゴラに通い始めて大事に持って帰ってきたタマムシ。
そのタマムシは死んでいましたが、貴重なタマムシの抜け殻をマッチの空き箱に入れて綿を入れて寝かしてる。
彼の大事な宝物。高校二年の彼は今も大事にしています。
今年の夏、先生が偶々見つけたタマムシを今度は下の息子にいただきました。
我が家では宝石のような存在のタマムシでした。
そのタマムシが生きて目の前にいる!
思わず優しくつかんでアゴラでデッサンを描いている中高生の子どもたちに持って行きました。
「生きてるタマムシ!見てみ!」思わずさけんでしまいました。
里山で育ったアゴラっ子の子どもたちも生きたタマムシは初めてだ!って言いました。
幻のタマムシが見れてよかったね!
でも生態系を守る、生き物と共存する、またタマムシに出会うためには、タマムシは逃がしてあげましょう、元いた場所にと先生は言いました。
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タマムシは桑の木にいました。
タマムシは賢い。私がつかんだら、手足を縮こませて死んだふり。
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そしてしばらく手に乗せていたら、手足を出して動き出した。
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動いた。
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動いた!
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動いた!!
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生きたタマムシに感動!
夏に入り込めない山に秋になって入り込むと知らぬ間に木が存在していて大きくなっていました。
草も巨大化していました。
入り込むなとマダニも私たちに忠告する。(半袖、ジーパン、草履で無防備に山に分け入って剪定したら、マダニに今年6月に3カ所もやられてしまった。あれは脅威!でもネット情報は不安を煽る話ばかリ。敗血症とかいうけれど、そんなもん一番最悪パターンを発して不安を煽る。マダニに噛まれた程度でそんなに重篤になるんだったら農家の人は絶滅してる。病院に行かないでも自力で治せる。噛み付いてはなれないマダニは一見かさぶたのように見えるが、油をつけたらすんなりととれる。その後ラベンダーアングスティーフォリア(真性ラベンダー)を塗っておけば時間はかかっても跡も奇麗に治癒する。だからネット情報は必ずしもあてにはならぬ!であるから山に入る時はちゃんとズボン、長履、長袖で入り、入った後はシャワーに入って頭から良く洗う事)
でも秋に成って野花が咲き出す頃私達を山に入れる。
そろそろ刈ってくださいなって言っているようにすんなり私達を山に入れた。
不思議な山の精霊に会ったような・・枯れる花もあるけれど、それも受け入れましょうと。
今日はタマムシはいませんでした。
本当に生きていたな、タマムシって感じです。
生きてたタマムシを昨日見て今日はいない、この一瞬の出会いに感動を覚えます。
五月に出会ったカモシカも。
いつもは会えない、でもあなたには会わしてあげましょう的な偶然の中。
神がいるのだとしたらその偶然の時間の中に存在するのかもしれません。
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そして剪定を終え、秋の姿に様変わりし始めた山の姿を見ながらコーヒーを飲みました。
この山を作り出した日からを思い出して。
子どもたちをサポートするKAMEの翼プロジェクトのやってきた事。
でもこの3年やりながら思った事は、あまりにも日本という国がひどい状態に成っているという事でした。
被災地ボランティアに行ってボランティアが組織に食われ、被災者が映像に使われる。善意が偽善。
ふぬけになる若者。
去年は自閉症と言われた子どもさんをサポートしました。彼は養護学校に通っていたので、彼の通っていた学校ともう一つの学校、彼の行っていた障害者支援の施設に広報し、チラシを職員と生徒数に渡せれるように数百部先生に渡しました。
結果彼の作品展には学校や施設からの来客はほとんどいませんでした。
来たのは3人の心優しき先生と職員の方だけでした。
チラシを持って行ったときは彼の事を絶賛していた人たちなのに・・・(新聞記者や様々なアゴラを知る人たちはたくさん来てくださって大事な言葉をたくさんいただきました)
彼を先生は美大に入れたいと思っていました。けれど、いろんなことでこの話も流れてしまい、彼は元の授産所に通い、定期的なパターンの生活に戻りました。
彼以外の話ですが、学校教育も偏りがあり、もう大事な事を伝えない教育であり、部活と勉強に押し込める教育が自民党になってさらに強行しています。
病院では、不安を煽りデーターで異常正常を判断し、薬や手術、様々な治療に持って行き患者の気持ちが置いてけぼりの医療になっています。
デング熱、エボラ出血熱、EBウイルス蔓延に向けてのワクチン投与の話が浮上。
個人の意志を本当に無視した現状が私達の社会を取り巻いているように私には思えます。
そんな嘆きに先生は言いました。
「確かに社会はおかしな事ばかりだ。僕が生きてきた中で今は本当におかしい、モラルがなくなった。けれど、M君をサポートした事は0ではないよ。彼はちゃんと答えてくれた。彼はずっと作品を描き続けた。朝から晩までアトリエの大きな紙に絵を描き続けた。僕たちの思いをちゃんと知ってたんだよ、彼は。彼を取り巻く環境が固定されているだけなんだ。変わらぬことの安定を選んだんだ。
固定の中に生かす事を権力は仕向ける。
けれど、もうこの固定の中には自分として存在する事は出来ない。少しでも動く、だから見えてくるいろんなことが。たとえ失敗でも見えたものに先がある。
僕は彼の姿を見せてもらった、だからやってよかったと思っているよ」と先生は言った。
山の剪定して花芽もを持ち始めた庭の喜びを感じ、アジサイに喜びを感じ、イノシシの侵入の程度に優しさを感じ、M君の姿を見せてもらったという発言にマイナス思考の連鎖にピリオドをうちました。
生きていてよかったという実感する日々を積み重ねて行く、それが確かな実態を作って行くのかな・・・誰かが仕掛けた受け身の日常を能動的に生きる事をはじめていく。。。そんな人々の連鎖が世を変える。

するとどこかで風鈴の音がした。
え?風鈴?
いえいえ、これは虫の音。
少し前向きになって心軽やかになった私に同調してくれているにような優しい声、リーンリーンと。
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↑飛鳥萩が美しい 宮城の萩も満開!↓オミナエシ、ルドベキアは夏の花↓
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くずの花も美しい。普段はいらないものとされるものをちゃんと知ることに意外な感動を得るのである。
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そんな敬老の日を過ごし、パソコンを開けましたら、偶然にみつけました。
忌野清志郎氏のすごい言葉!(ムーさんのブログ)
即買いました。「瀕死の双六問屋」
俺はまるで共産党員みたいだな。普通にロックをやってきただ
けなんだけど。そうだよ。売れない音楽をずっとやってきたんだ。
何を学ぼうと思ったわけじゃない。
好きな音楽をやってるだけだ。
それを何かに利用しようなんて思わない。せこい奴らとは違う。

私も同じ・・・正しい事、おかしい事を普通に思う事を口走ると、いつしか誰かに共産党とか、左翼とか、北朝鮮とか勝手にレッテルを貼られる。
答えはカモシカに聞いて・・・
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2014年5月6日AM11時撮影、あごらに裏山にて・・・









・・・
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Commented by cocomerita at 2014-09-22 03:51
Ciao yururin さん
この夏お邪魔して一緒にお昼のパンをいただいた あの裏庭の景色を懐かしく思い出しています

私は移民なので、国境を意識することが度々あります
その時、大地はもともと神様に貸していただいてるものなのに、人間がこっからここまではイタリア、ここから先はスイス だからあなたは入っていいけど、あなたの国籍はお断り、なんて決める権利はないのに、といつも思うのです
全ての人間は自由に移動し、自由に自分の住む場所決める権利があると思っています
アメリカインデイアンの人たちが何が一番びっくりしたかというと、乗り込んできた白人が、ここからここはおいらの土地だと、囲いをつけたこと、この大地は神様の借り物 誰も所有などできないのに、と
私もそう思うのです
入るなと言えばそこに壁が 生まれます
ましてや畑に電気?
自分がやられたように ビリビリしました
酷いなあ、、
お百姓さんにも生計があるのだろうが、、悲しくなります
ずかずか入り込んで行ったのは私たちの方かもしれないのだから、、
Commented by cocomerita at 2014-09-22 03:53
つづき
そこで、まあしょうがないなああっちにも事情があるのだろうと考えられれば、そこで何かが変わると思うのですけどね
だからね 渋垂先生の言葉に、そこに優しい風が流れてほっとしました
対立や境界線は不和を生みます
理解して譲り合っていけないものか?と考えます
だからね、最近意見は言うけどそれを貫こうと闘うのは嫌になりました
眉間に皺寄せ怒ってる自分に疲れたってのもあるけど、そうやっても何も解決しないんじゃないかと思ったのです
怒りからは怒りしか生まれませんからね、そして
私が怒れば世の中に怒りがもうひとつ増えるだけ、力の無駄使いだなあと思ったのです
そしてガンジーを思い出しました

タマムシきれいだね
たくさん増えますように、
そして又近い将来彼らにもあの裏庭でもう一度会えますように、、 笑

お二人とも超多忙な日々を過ごしていらっしゃることと思います
ご自愛くださいね
貴重なお二人です

Commented by polepole-yururin at 2014-09-23 20:34
じゅんこさん、ありがとうございます。
やさしいコメントにまた力をいただきました。
強さの取り違えが今の社会ですね。
本当にヤンキーのような人々が蠢いています。危ない政治です。
日本を破壊しています。こんなに汚いことのオンパレードでいいのだろうかと思います。だから私も怒ります。そして疲れての繰り返し・・・
でもいつも変わらず言われてしまいます。負を見てはだめだよ。私達もここに生きている。存在は変わらない。だから前を見て自分のいたい居場所を作るんだ、続ける事だ。未来を見て行く事なんだと同じ事を言われます。負を見るなというと、ノウテンキなものばかり意識することと勘違いする人がいます。ノウテンキと未来を見て行き続ける事は違いますよね。その事をちゃんと理解しないね。スピリチュアルや自己啓発的なものはその危うさが絡んでいます。
Commented by polepole-yururin at 2014-09-23 20:54
続き・・・今オリンピックに向けてアジア大会が開催されています。スポーツに意識を持って行き、オリンピックに向けての戦略、闘争心をかき立てて、愛国精神を持ち上げる。ナチスドイツ・・・ベルリンオリンピック開催の後第二次世界大戦突入・・・人々の意識を持って行こうとしています。そう言う時こそ、ニュートラルでいられる自分を意識しましょうと先生は言いました。それを自然の存在が教えてくれる。ありがとうございました。励みに活動続けます。カメの翼君いい時間でした。
by polepole-yururin | 2014-09-15 23:54 | 思うこと | Comments(4)