ゆるりんのポレポレ日記 yururinp.exblog.jp

つれづれなるままに~日頃出会うこと、思うことを綴っています。


by polepole-yururin
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持っていかれる意識

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昨日、永遠の0を観に行った。
昨年の12月21日から上映されて、もう二ヶ月目である。
上映期間の長いこの映画。
来客がまずまず入っているからなのだろうが、こうも長いと、少し意図を感じる。
「永遠の0」は命を大事にした特攻隊の話である。
私達戦争を知らない子どもたちや大人に戦争を語るこの話は大変興味深い。
最後まで命を粗末にするなと言い続けた岡田君扮する久蔵が、最後は特攻隊に志願し敵の軍艦に突っ込んでいく。
愛する人がいるから生きたいのだという。
当たり前の考えだがあの当時は、自分の命は国のために捧げるのが当たり前だとこの映画ではいう。
愛は国の次であるという。
生きたくても生きられなかった人たちの思いを、私達は背負って今に生きているんだ。
あの人たちが戦争が終わって、自由の身になってどう生きるか・・・今に生きる私達に問いかける。
あの戦争を戦った海軍や特攻隊の方々が、逝ってしまった久蔵の孫との出会う。命を久蔵に守られ今まで生きる事が出来た人々が、久蔵の遺伝子を次ぐ孫に久蔵の話を伝える場面は、なんとも不思議な気持ちがした。
いい映画だった。
けれど・・・
最後の字幕に作家「百田尚樹」とあって、あ〜・・・そうだったのか・・・と思った。
二三日前に朝日新聞でNHKの経営委員の話が、載ってあった。

NHK経営委員で作家の百田尚樹さん(57)が、朝日新聞の単独インタビューに応じ、経営委員の肩書を持つ身としての言動のあり方や安倍首相の靖国参拝、東京都知事選で特定候補を応援したことなどについて、自らの考えを述べた。「私は言論人であり、主張するのが仕事」と強調。経営委員の立場にあっても自身の表現活動は制約されないとの見解を示した。

NHK経営委員「主張縛られぬ」 百田尚樹さん一問一答
 百田さんは取材の冒頭で「作家として答える」と断り、「昨年11月に経営委員になってから、放送において公正、不偏不党という(経営委員の)服務準則を順守している」と話した。その上で「(委員の立場は)個人的な主義主張を縛るものではない。私の本職は作家であり著述家。政治や国際問題についても発言してきた。経営委員だからそうした発言を一切するなというのは言論封殺、職業否定につながる」と語った。

 百田さんは先の都知事選に立候補した田母神俊雄氏の応援演説で、他の候補を「人間のくずみたいなもの」と発言。それについては「言葉の表現としての反省はある。言い過ぎだったなと」と釈明した。ただ、田母神氏を応援したことについては「何の問題もない」とした。(朝日デジタル)



そうか、そうか・・・こうも時代は国防軍に向けての仕掛けが出来ていたのか・・・とため息をついた。
集団的自衛権の問題や、国防軍を作るという政府の方針に、メディアが形づいている。
今や政治は単独で動いていない。
メディアが時代を作っている。
シナリオがあり、国民の士気をいろんな手法で煽っていく。
大変出来上がった意識改革である。
戦争を知った人はこの意識改革のコントロールにはまらない。身体で怖さ、痛みを感じているからだ。
そしてその時代の親を持つ子どもたち(団塊の世代)は、その思いを継ぐ。
けれど、その次の世代からは、戦争を美化してしまっていて戦いが正義の戦争と言う言葉に置き換わってしまう。
震災後急に戦争の歴史の置き換えをと言う話が出て来た。
安倍政権になってから急にだ。
原発問題や沖縄基地の問題、TPPの問題等日本だけの話ではない。
日本だけの意識で動けるのであればいいのだが、アメリカとの関わりで事が難しくなってしまっている。
そのアメリカとの関わりは第二次世界大戦からだった。
戦後日本は原爆を投下され、アメリカに統治され、そしてアメリカと友好関係をもって今に至る。
核の傘という言葉でアメリカと共同体となっている。
日本を取り戻す・・・という安倍政権の言葉からは、いかにも日本が自立の生き方をするかのように思えるが、大変矛盾ある主張と行動である。
アメリカとの関係を保ち、そして憲法改正に挑んでゆく動きとは、右に向きつつ、国をアメリカに売っている。
アメリカというよりその国を支配する多国籍企業の言いなりだという事である。
日本の国がどうのこうのというより、軍事産業、エネルギー産業、あらゆる権力を握る産業がいいように動く国作りをしているだけである。
集団的自衛権の問題も憲法改正もTPPも秘密が強調され、権力と企業の連携を強化する国作りである。
永遠の0を見て、愛国心を煽り、強い国日本をと強調している権力者は、実は私達市民の事など考えていない。
尖閣諸島、北朝鮮の問題もテロの問題も敵がどこかにいると煽り立て、不安を煽る話ばかり強調され、消費税の問題も福祉の問題も税を市民から吸い上げて企業を保護しているのみに停まる。
過去の戦争は、企業人の利益のために出来上がったシナリオに市民が投入されていった訳である。
第二次世界大戦前、世界恐慌が起こり、その対応が戦争で軍需産業を潤すというシナリオを書き、資本を保った企業・財閥がいるわけで・・・
私達市民は、戦争も様々な出来事を勝手に時代が動いていると思い込まされて、時流だと思わされて、従ってきた。
けれど、永遠の0のように、その犠牲でたくさんの命が消えていった。
軍事強化する事が私達市民の幸せでないという事は、もう知っているはずである。
メディアに煽られ、単に高揚と涙に意識を持っていかれ、また同じ事を繰り返さぬように、今目の前に現れる出来事と、情報を混乱させないようにしないといけないと強く思う。
久蔵が次の世代に受け継ごうとしたのは、命の大切さである。
国という枠を強調され、簡単にその意識(命の大切さ)を奪われてはしまってはいけない。
国は器ではない。国は私達一人一人である。
歴史の修正をするのなら、明治維新前にまでさかのぼり、日本独自の良さを思い返し教えてほしいのである。
思春期の息子を持つ親として、子どもたちをサポートしている立場として、今の日本の意識に異様な危うさを日々感じる。
今日も子どもが通う造形教室の上をブルブルブルと5機の自衛隊のヘリコプターがけたたましい音を轟かしながら飛んでいった。
何を牽制し、何に立ち向かうのか・・・
資本主義が行き場をなくし蠢いている。
本当に自由を失いたいのか!?・・・そう皆に問いたい。
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Commented by cocomerita at 2014-02-22 19:13
Ciao ゆるりんさん
日本って、水や電気が有り余るようにあって、人々はそれらもどっかから発生してて、尽きることもあるってことに思いが及ばない、、のだなあと日本に行く度に思います
自由もそれと一緒じゃあないかと?
あるのが当たり前で育った人たちには、なかったら?ってことも想像できないと同じに、今こうして自由を謳歌してることの有りがたさもわからないのではないでしょうかね?
ヨーロッパにすんでるといろんな国の人に出会います
マケドニア出身の私の友人は、どこへ行くにもビザが必要、そして、しばしばその申請さえ拒否されていました
それに比べて日本人はどこでもフリーパスかのように訪れることができる
私は日本人であることの有りがたさ感じたものです
大事なものは、なくしてみないとその有りがたさわからないのかもしれませんね
なくした時にはすでに取り返しがつかなかった。としても、、
確かに、どんな些細なことの裏にも、政治的思惑や誰かが仕掛けたシナリオがある。気がします
そして、今日本は平和ではなく、対立にむかって、そのシナリオに沿って歩を進めてる気がします
アジア内の不和は、アメリカの望むところなのでしょう
Commented by cocomerita at 2014-02-22 19:17
続き
日々の普通の暮らしができないでいる、福島や被災した地方の人たちのことなどさっさと意識の外に追い出し、経済効果やオリンピックなんかに浮かれ騒ぐこの国民に
アメリカから巧みに操られてる愚政界人の意向を変えることってできるのでしょうか?
どっかずれていますよね
甚だ不安です
Commented by うさぎ二匹 at 2014-02-26 12:28 x
私もつい先日、この映画を観ました。
素直に感動しました。百田尚樹さんは確かに色々と問題がありますが・・・決して特攻隊を美化しているとは思いませんでした。特攻隊だけでなく皆にそれぞれドラマがある。私達は生かされていると思いました。
こんな戦争の思いを二度と味わうことのないように・・・と思います。また戦争の時代を生きてきた方達の思いをもっと私達は感じなければ・・・と胸があつくなりました。

Commented by polepole-yururin at 2014-02-26 19:48
cocomeritaさま、自由もそれと一緒じゃあないかと?
あるのが当たり前で育った人たちには、なかったら?ってことも想像できないと同じに、今こうして自由を謳歌してることの有りがたさもわからないのではないでしょうかね?・・・
そうですね、自由が当たり前にあって自由が何かもわかない。外国は本当様々な歴史があり、国境の境がわかりやすく、他国の事も他人事ではない・・・日本は海で見えないですものね、他国が。本土は海で沖縄の事すら見えないですから・・・というより、日本人はアメリカに洗脳されましたね。どうして・・・という事を知ることすらできず、破壊されました、原爆で。今と同じでしょうか。放射能というこの上ない恐怖。それに気づくはずでしょうが、そんな危険な状態でも声を持たない。麻痺ですね・・・そして国まかせの利権社会です。
Commented by polepole-yururin at 2014-02-26 19:55
cocomeritaさま、続き・・・
福島はどうでしたか?
声が無くなりましたね。心配です。声を持つと苦しい状況に陥っているのでしょうか。20キロ圏、避難解除されました、・・でもいつ放射能は収束したのでしょうか・・・チェルノブイリは27年たった今も廃墟の町がいっぱいです。日本はなぜ入れるのでしょうか・・・魔法でしょうか・・・原発事故の放射能被害が小さいのでしょうか・・・ほんまにどうなんでしょう・・・この日本って国の政治家は誰よりなのでしょうか・・・
Commented by polepole-yururin at 2014-02-26 20:04
うさぎ二匹さま、はい、いい映画でしたね。
様々なドラマがありました。ほんとうに。
私もたくさん泣きました。
ただ今の時代に戦争映画は、何を意図として上映されているのか?NHKの朝ドラも何を意図としているのか・・・意識をどちらに向けているのか・・・と思考します。
スポンサー、協賛、そして時流・・・まだ捻れ国会の時は、反対を呈する勢力がいましたから、権力の独走はさけられます。けれど、単独政権では、否応無しに独走していきます。それが秘密保護法でした。憲法改正もTPPも秘密を作っていく社会体制です。そういう瀬戸際の時代に上映される映画、ドラマ、いろんな事が今政治によって作られていますから、私達は、しかとしないといけないと思います。戦争を意識し、もうやめよう、政府のいう原発輸出は絶対だめ!とその流れで皆が声を上げてほしいものです。
Commented at 2014-02-27 08:23
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2014-02-27 08:59
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Commented at 2014-02-27 09:09
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Commented at 2014-02-27 09:19
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Commented at 2014-02-27 09:20
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Commented by polepole-yururin at 2014-02-27 21:28
鍵さま、いろいろありがとうございました。お気持ちたいへんわかります。私もいろいろ考えます。この社会に何をすればいいのか・・・そして自分の息子たち、私が関わる子どもたちに何が出来るのか・・・いろいろ思考します。遠くの私に出来る事は、伝え続ける事だとおもいます。忘れないように問題視していく事だと思います。その方法が鍵さんにもぜったいあります。私以上に行動派で、しっかりされていて影響力がある・・・私は私の出来る事を小さいながらも続けます。最近ジョン・レノンの「イマジン」をずっと聞いています。あのテンポ、歌詞、ずっとずっとリピートして聞いています。ありがとうございます。
by polepole-yururin | 2014-02-22 13:14 | 思うこと | Comments(12)