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ゆるりんのポレポレ日記 yururinp.exblog.jp

つれづれなるままに~日頃出会うこと、思うことを綴っています。


by polepole-yururin

日本という国

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1853年、アメリカのペリーが日本に来航。いわゆる黒船です。
その黒船に乗ったアメリカ人は日本と不平等条約を交わします。
その異国がやって来たことで、日本は徳川の世を終わりにすべく、下級武士が反乱を起こしていきます。下級武士の氾濫が大きくなって幕府軍を倒そうという動きに発展。
最終的には長州・薩摩・土佐藩が、新政府軍となって400年続いた徳川の時代を終わらせます。
新政府軍は異国に追いつけ追い越せと今までの日本の文化を取り払い、文明開化を急ぎました。
どんどん異国の文化を取り入れました。そして富国強兵・殖産興業に力を入れます。
結局、軍隊をもって力の強い国作りと産業重視の考えをもって邁進していきました。
そしてどんどん他国に戦争を仕掛けます。
中国、ロシア・・・朝鮮は植民地化を勧めます。
軍事力と殖産興業強化で儲けたものは、財閥となっていきます。
日本は、ドイツの真似をして大日本帝国憲法を作りました。
大日本帝国憲法は、今の憲法とは違い、封建的な憲法でした。
王政復古であり、天皇を中心とする法治国家でした。
天皇は神であり、王であるのです。
そして国を動かしている政治家は幕府を倒した長州・薩摩・土佐そして公家の出の方々でした。
ですから武士の力社会はまだ存在し、民衆は政治家が作った国策に従っていくしかなかった。
民主主義はなく、国民の人権は尊重されていず、身分の格差は士農工商、えたひみんの名残は消えず・・・その延長で、第二次世界大戦に移行。
国民は、国のいうとおりに従うしかない・・・そんな雰囲気でしょうか・・・
日本は、維新の後、力と金で近隣の国を押さえていきました。
その勢いが、国を滅ぼし、1945年8月6日に広島、6日に長崎に原爆を投下されました。
8月15日終戦。しかし、終戦というより、日本はアメリカに負けたのです。
アメリカに占領された日本は、まずは憲法を変えさせられました。
それが、今現在の日本国憲法です。
主権は国民です。天皇でも政治家でもありません。
軍が独裁的になった日本の国を、二度と独裁的な国政にならないように、三権分立という制度を定めました。つまり、法である日本国憲法は、国会、内閣、裁判所の三つの独立した機関が相互に抑制し合い、バランスを保つことにより、権力の濫用を防ぎ、国民の権利と自由を保障する「三権分立」の原則を定めています。
その憲法制定により、日本国民は、自由と平等を得ました。
ただ自由と平等を得られなかった日本人がいます。
それが、被爆された人たちです。
原爆投下後の広島・長崎の人たちは、アメリカの占領下であったため、被曝者はABCCという機関で患者ではなく、原爆投下された後の人体への影響を知るための検体となり、治療を施されず、観察される対象だったそうです。
日本政府は、そのままアメリカのいうように従い、被害に遭われた人を保護しませんでした。
当然広島・長崎には放射能を研究対象にする施設が大学病院には作られましたが、本当に被害に遭われた人を治療するには至らなかったと言います。アメリカは、原爆の二次的被害はない、大丈夫だをいい、原爆の被害の有無を公には好評しないような措置をとられたのです。
そして1954年第五福竜丸の事故が起こりました。
またもや放射能被害に見舞われた日本。世論は巻き起こりますが、原発がちょうどアメリカからやってきて核の平和利用といい、強引に堂々と日本に核が鎮座することになりました。
余談ですが、日本は、戦争に負け、アメリカにより助けられたと同時にアメリカのいわれるように国の方針を変えていきました。
今食量自給率がこんなに日本が低いのは、戦後アメリカの穀物を大量に輸入し、食生活を変えさせていったからです。給食にはパン食。朝食にパン・・・という具合にキャンペーンを張りました。
また政府は減反政策を持ち出して強引に米の生産性をも下げました。
朝鮮戦争、ベトナム戦争のとき、日本は武器をつくったり、様々なことでアメリカを助け、そのおかげで経済をも潤していきました。
ベトナム戦争時には沖縄に核兵器が持ち込まれていたそうです。
そして3・11。
原発事故は起きました。
福島は今あの当時の広島・長崎のような扱いにみえます。
未だ収束していない、むき出しの原発。その近隣に人々は生活し、放射能を長年研究されてきた長崎医大の先生からは、大丈夫だといわれ、不安になると、放射能恐怖症といわれてしまうのだそうです。
給食は地産地消。外でももう遊んでいいといわれています。
原発労働者の現状も大変悲惨です。これは原発が出来てからずっとで、放射能というものへの正しい知識さえちゃんと伝えずに、曖昧な教育の中で放射能を取り扱いされているのです。
今日本の政府が、している様々なことは、過去の長崎・広島の二の前を福島にしているということ。それはアメリカのしたことを学び言葉で事を終わらせているだけで、現状を見ていないし、福島の人たちを混乱させ、国策に使われている。危ない福島に停まらせ、そこの土地の物を食べ、普段通りに生活している。だから原発は大丈夫だと他国に輸出し、東京五輪をもってきた。
富国強兵・殖産興業の名のごとく、軍部拡大し、経済中心に動き日本は強き国へと動いている。
戦後財閥も解体されたが、本当はまだまだその財閥は存在している。武器、核を扱う企業の名・・・
今は憲法の下三権分立が定められている。だったらちゃんと暴走する政府を押さえるべきだ。
国民主権で、安倍主権ではない。
国会も機能していない。裁判所も政府の思惑で人事を簡単に変えさせてしまう。内閣がうまく動くように三権分立自体の三権にあの頃に戻させようとする権力が鎮座していたら、三権分立は名だけである。
福島の基本的人権もちゃんと守られるべきだ。
嘘偽りを国策だからとしてまかり通るなんてこの国は何を大事にして生きてるんだろう。
経済を中心に動く日本は、まっこうから狂っている。
犠牲になる国民が歴史の中で増えている。
最後は東京だけがのこればいいとでも思っているか・・・そうとしか考えられない。・・・もうその時にはこの国にいないかも・・・国を動かそうとする人たちは・・・。
by polepole-yururin | 2013-09-25 22:33 | 歴史