ゆるりんのポレポレ日記 yururinp.exblog.jp

つれづれなるままに~日頃出会うこと、思うことを綴っています。


by polepole-yururin
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純と愛

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NHK朝ドラ「純と愛」の最終回の一部
ちょっと宮沢賢治の雨にも負けずによく似たフレーズだったけれど、作者が今の世の中に言いたい言葉なんだろうな〜って何となく思えて、同時にちょっと共感した。

信じるとは人が言うと書く。
私はどんなに風が吹いてもどんなに雨が降っても、たとえ嵐や洪水に立ちはだかれても どんなに不孝に見舞われても 苦しみにだって 血反吐を吐き、這いつくばっても生きていく。
どんなに寂しくても不安でも どんなにひとにばかにされても 自分を見失しなわず、明日は晴れると信じ、勇気と情熱と希望を持ち続ける。

強いものには屈せず、弱いものにはいつでも身方できる人でありたい。
自分のできることを一日一日やり続ける。
自分の信じたことを伝える。
この世から笑顔がなくならないように〜。
この空や海に比べ私たち人間は、本当にちっぽけな存在かもしれないけれど、でも私たちは未来を変えることができる。
より良い世界を作ることができる。
もう神様がいても頼らない。
奇跡を起こすのは、神様じゃなく、私たち人間なんだから・・・

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NHK朝ドラの「純と愛」が終わった。
巷ではいまいちだという声が聞こえる。
「家政婦のミタ」で一躍有名になった遊川和彦氏脚本の「純と愛」。
最初の頃、あの遊川さんの脚本だから大変期待できると何度も聞いた。
私は「家政婦のミタ」を見なかったのでなんとも言えないのだけれど、あの奇想天外の話は違和感ありながらも、この社会の歪みを遊川さん独特の描写で表現しているんだと見ていた。
特殊能力、お父さんの行き過ぎた行動、お母さんの痴呆症、火事、倒産、外資の乗っ取り、弁護士という立場の違和感、強者と弱者の立場・・・様々なことを織り交ぜたドラマだった。
視聴率は、作品の善し悪しに関係するがごとくに判断されるが、果たしてどうだろうか〜。
朝ドラは得に朝という状況にあったほんわかムードの作品が好まれ、「梅ちゃん先生」や「ちゅらさん」「おしん」「おひさま」などなど視聴率を得た作品は、世の中の違和感への異議はなく、流れとして過ぎていく。
世の中の流れと主人公の頑張りと頑張ればどうにかなるという戦後の復興を単純に描写したものが多く、世の中に流されながらもいいも悪いもあって、それも時代なんだと言いながら淡々と時間が過ぎていく番組が好まれる。そして少し恋愛の話を織り交ぜながら展開していくものがいいようだ。
この間の「平清盛」も視聴率が悪かった。
戦国時代好きの日本人であることと、単純な歴史ものが好まれる時代となったのかな〜とも思う。
私は、「梅ちゃん先生」や「おひさま」などなんとなく朝子育てをしながら見ていたけれど、もう少し踏み切ってほしいな〜なんて思ったものだった。
梅ちゃんも、おひさまも優等生の主人公だった。
優等生好きの日本人は、良妻賢母の女性を好む。
そして我慢、努力、時には反発をしながら成長していく主人公が好きなようだ。
そして人生はいつか報われるんだというように話が構成されていくことを望む。
確かに・・・
「純と愛」は確かに波瀾万丈で、ここまで人を傷つけ、ここまでひどいことが重なるのか・・・などなど思うこと多しのドラマだった。
で、もういいよ!って思う人もいるだろうと想像できた。
ただ、このドラマは、言い切ったんだって私は思う。
私は、看護士時代も、子育て中も、学生時代さえも・・・大変な人たちを目の前で見てきた。
単純に頑張ればいいんだよって思えないくらいの状況の人を看護し、相談にのったり、いろんな人を知っている。そしてその大変の真逆にこんな悪いことしていいの?って思う動きさえ垣間みたこともあった。
だから、「純と愛」はおかしいやろ〜って思いながらも見れた。
「純と愛」は、この世の中の問題となるものを凝集した作品だったように思う。

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人の本性が見える___嘘やろう〜!って思える設定も確かに本当はある。
病気にされてしまう症状も本当は病気ではなく、愛情不足から来る症状に他ならないことってこの世の中にはいっぱいだ。
アトピー、喘息、拒食症、登校拒否、・・・鬱、いろんなものが愛情不足からくるものだ。
自己免疫疾患とか、性格とか、遺伝とか・・・医学的に証明された風にいうが、根本的に行き過ぎた愛情不足から不安へと連鎖してその反応が症状として現れているだけだから・・・
それを正そうともしないで、薬やその子の弱さだけを強調し、違和感を与え、隔離してこの世の中はうまく成り立っているように見せているだけ。
父親役の武田鉄矢が強引に事を進め、仕方ないと様々な人が連呼する。
本当は父親の動きに違和感を皆が覚えていても、仕方ないと屈していく様は、この世の中の家族構成や社会の成り立ちをうまく伝えている。ただ、極端に伝え過ぎているから、吐き気を催すのだ。
でも世の中は吐き気を催すことが多いのだ、実際は。
違和感を持ちながら母役の森下愛子のように黙って従い、家事をこなし笑うしかない。
このような母親はたくさんいるだろう。
本性って本当にみんな持っている。
その本性を隠しながら黙って目の前を当たり障りなく過ごすことが大人であるように〜。
私は純に似ているところがある。
人からあるとき金太郎飴だと言われたことがあった。
「何処を切っても同じ。○ちゃんは○ちゃんだ。」
「〇〇の奥さんって書いてもわからないくらい○○さんは〇〇さん自身やわ〜」
この歳になっても純粋な人だとも言われた。
何が純粋で何が純粋でないのかさえもわからず、自分は自分のままである。
ただ時にはドラマの純のように自分を見失う。
そういう時は、愛情不足の時で、仕方ない!って言葉に屈したときだった。
世の中は、いろんなことが起こる。順調に過ぎていくことだけではない。
例えば順調だとしてもその順調の裏には、誰かが我慢している。
誰かが声を出さずに苦しんでいる。その声を聞かずして自分だけは勝ち組にいようとしているだけだ。
このドラマは、いろんな世の中の縺れをひも解いたんだと私は思っている。
半年間の間に伝えるだけ伝えようとした、・・・世の中の縺れを。
もっと単純に夢と愛を持って生きよう!そこに本当に未来があるんだって私はこのドラマから感じた。

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東日本大震災では、この純や愛以上につらいことが起こっている。
津波被害に放射能汚染。生活基盤を失い、その後の健康被害の補償もない。
福島第一原子力発電所の汚水は一日一日たまり、行き場をなくしている事実。
そこに国が動く気配すらない。
その世の中で、流され生きていくのか、声を出していくのか、権力についていくのか、自分を見失っていくのか・・・
その選択。
日常は、梅ちゃん先生やちゅらさんのように何となくことが自然に治まっていく訳ではなく、一人一人の声や行動が形なって形ついて形成している。
ドラマのように吐き気を催す日常が、本当はこの世の中では起こっている。
そこに気づいて生き方を整理すること・・・
この日本は今大事な時なんだって・・・
つらい出来事が起こるとき、人は神を欲する。
神を探す。
でも、このドラマで言っているように、神は祈ることで答えてくれるのではなく、自分の日常の選択によって存在し、この世界は神ではなく、一人一人の思いの重なりで作られているのだと理解する。
眠り姫を目覚まさしてくれる存在は、神ではなく、自分の意思と愛情であると〜。
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Commented by stanislowski at 2013-04-12 16:42
今日も共感する事ばかり。
書いてくださってありがとうございます。
私が観ていた頃のNo.1は「はね駒」かな。

クリスマスローズ、私も株分けしてみました。根付いてくれればいいのですが。こちらの陽気、一気に春が来たようで庭仕事が忙しいです。
Commented by kinnnikumans at 2013-04-12 20:48
ゆるりんさんこんばんは。
はい、しっかり読ませて頂きました。
ゆるりんさんは純粋な方なんだと伝わってきます。
私もいい人かどうかは周りが判断する事なので
わからないですが、
どこを切っても、自分は同じ人間だと思います。
そして自分の子ども達がまずちゃんとした
考え方のできる人間に育てる事、
大学どこ目指すとか、将来こうなってほしいとかではなく、
人として本当の思いやりを持てる人間になっていけるように
まずそれが今一番一生懸命やるべきことだと感じています。
それが長い支援にもつながっていく事だと私は思っているし、
自分の子だけではなく、周りの子達も・・・
汚い事をする人達も小さい時代があって、
産まれた時からおかしい人はたぶんいないと。
でも住む世界が違いすぎて、生きている間に
自分が出会うことも、話す事もできない人達は沢山いるから、
現実的に全員を変える事はできない事ですが、
自分の周りに信頼できる人が1人でも多くいれば
何かを行動する時に必ず去らずについて来てくれると思うのです。
そういう信頼関係を私は一人でも多くの人と
これからも築いていきたいと思っています。
Commented by polepole-yururin at 2013-04-12 21:57
stanislowskiさま、ありがとうございます。
はね駒〜、斉藤由貴ですね。ちょうどあの当時は学生だったので、見る時間なくコマーシャルくらいしか知り得ませんが、見てみたいです。
私のおすすめは「ちりとてちん」です。あの主人公にも似ていて、・・・あの不器用な子の成長ぶりと、言葉の使い方が大変微妙でいいんです。泣いた朝ドラでした。関西人だから関西系びいきかもしれません(笑)
クリスマスローズの株分け後は一年ちょっと花咲きが落ちるかもしれませんよ。クリスマスローズほんと丈夫で賢い花ですね。日陰はもっぱらクリスマスローズです。
Commented by polepole-yururin at 2013-04-16 08:03
kinnnikumansさまおはようございます。
考え方のできる人間に育てる事、大学どこ目指すとか、将来こうなってほしいとかではなく、人として本当の思いやりを持てる人間になっていけるようにまずそれが今一番一生懸命やるべきことだと感じています。そうですね、ほんとにそうですね。
いろんな子育て本が出回っています。それに感化されたり、師とする?方ににた教育をする。。。もしくは放任。その中で子どもたちは成長している訳ですが、大事なものを教えられないですね。傷つかずにうまく生きる術を教える親たちの幅が子どもたちの今だと思います。私も子は子、親は親だって思う時期がありました。子はそれなりに育つって。でもそれなりはそれなりで、親が伝えるべき元はちゃんと向き合って伝えないといけないんだって知りました。思いをありがとうございます。
by polepole-yururin | 2013-04-11 20:47 | 思うこと | Comments(4)