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ゆるりんのポレポレ日記 yururinp.exblog.jp

つれづれなるままに~日頃出会うこと、思うことを綴っています。


by polepole-yururin

義足のスプリンター

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今、世界陸上が開催されている。
室伏は36才で一位、自己記録を着実にのばしている。
室伏は、日本人だけど、もし過去生があるなら、室伏はきっとアテネかスパルタにいたんじゃないかな〜と思えるほど、体格が日本人離れしている。
そんな感じでテレビにかじりついていると、画面には義足のスプリンターが現れた。
え?これって同時にパラリンピックもやっているの?と思いきや、れっきとした世界陸上の舞台だ。
ピストリウス選手は、生後三ヶ月から義足を使いはじめた。
パラリンピックに何度も出場し、今回世界陸上予選を通過。
これから準決勝に望む。
結局、決勝にはすすめなかったがピストリウスの存在にびっくりした。
人は限界をこえるんだな〜と思った。
そんな場面を見て、裸足の選手アベベを思い出した。
私が小学二年生の頃、夏休みの感想文で、アベベの本を読んだ。
あまり読書が好きでなかった私は、物語より伝記物をあえて選んで読んだ。
苦手な読書だったが、アベベの話には感動したことを覚えている。
オリンピック選手だったアベベが交通事故にあい、車椅子の生活になり、選手生命をたたれた。
でもしばらくして、アベベは今の自分に向き合い、パラリンピックへの出場を決め、優勝した。
たぶんパラリンピックというものができたのは、その頃が始まりだったように思う。
逆境に屈しず、また頑張り続けるアベベに習えとあの頃は思った。
黒人という人種においても考えた話だった。
昔に比べ障害者への理解が深まり、障害があることの隔たりがなくなってきたように思うが、今日は本当にその枠をこえた場面を見た。
たぶん、ピストリウスは物心ついた頃から義足で、義足が自分の足そのもので、義足も自分であり、他の健常者と変わりない意識で生きてきたのだろう。
これからいろんな枠をこえた人が現われそうだ。
意識を越えていくと、いろんなものが常識という枠から放たれるんだな〜。
ピストリウスに乾杯♪
by polepole-yururin | 2011-08-29 21:25 | ある人