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ゆるりんのポレポレ日記 yururinp.exblog.jp

つれづれなるままに~日頃出会うこと、思うことを綴っています。


by polepole-yururin

夢をみました。

このバラはアンネのバラといいます。
アウシュビッツ収容所で亡くなったアンネ。
本「アンネの日記」の著者、アンネにちなんでつけられたバラです。
平和を願って、犠牲者のアンネの思いを組んで皆にその思いが届くようにと。
いろんなものが私たちに伝えています。
大事なことを~。
夢をみました。_f0215179_1137018.jpg

3年前に夢を見た。
ある静かな漁村。
その村を私が歩く。
民家にお邪魔して、ある写真を見つける。
漁師の方の写真。
亡くなったのか・・・いなくなったのか・・・
家の方は語らず・・・・。
同時に水爆実験の話が盛り上がり・・・水爆は、原発とは違う、大丈夫らしいと、村民は口々に言う。
そんな時、その写真の漁師は被爆したのかと、ふと思いがよぎり、心の中で、村民に訴えていた。
「水爆と原爆は同じ・・・放射能・・・みんな真実を知って!!」と。
そして目が覚めた。
私の知る漁村は、福井県しか知らなくて、こんなことあったのか昔?と思いながら、ちょっと妙な夢に気をとられた。
そして1年後、テレビで、第五福竜丸の特集をやっていた。
その中で出た漁村が、夢の中の漁村にそっくりだった。
その時初めてビキニ環礁での水爆実験の被爆の実態を知った。
そして今年3月1日、何気に焼津の港に足を運んだ・・・ドライブついでに・・・何気に。
その時、焼津といえば・・・・こんな夢を見た・・・ちょっと前に・・・第五福竜丸の悲劇・・・そんな話をしていた。
家に帰り・・・テレビには「今日、焼津では、第五福竜丸のビキニデーで、デモ行進があった。」という。
何だ、この流れ・・・
放射能汚染についてもう一度考えなくてはならないのかな・・・となんとなく考えた矢先・・・

3月11日、東北・関東大震災の被害・・・福島の原発の被害。
放射能汚染の拡大・・・世界で注目を浴びている今までにない出来事である。
今思う~。
1954年3月1日の第五福竜丸の被害者の方は、たいへんな思いで過ごされた。
そしてその当時、焼津近辺の水あげられた魚は、食べてはいけないという事態になった。
そのことを知っている人は、焼津付近の人たちで・・・。
その悲劇は、時の流れと同時に風化した。
たとえ、デモ行進があったとしても、第五福竜丸の資料館が出来たとしても、それは昔あった出来事で、今この場で起こっている現実ではなく、過ぎ去ってしまったこととなる。
そしてそこの地方でなかったならば、他人事となる。
テレビや新聞のメディアから情報が消え去れば、もの問題も沈静化したこととなる。
そしてそうなんだと納得し、昨日のままの状態で生活する。
そんな風になんとなく生きてきた・・・なんとなく生きられる。
でもどうなんでしょうか?
事が起こる前にいろんな前触れがある・・・たぶん。
今回の地震の前には、東海村やロシアのチェルノブイリの放射能汚染・・・その前には第五福竜丸・・広島の原爆・・・・手塚治虫さんの「火の鳥」
いろんなことが教えてくれている。
いろんなメッセージをもらっている。
それに気づくか気づかないか・・・
歴史は語るというが、昔物語的にならないように・・・風化しないように。
そして昨日のままの状態でいたならば、明日は昨日のままの状態であると・・・。
変わろう・・・明日のために。
by polepole-yururin | 2011-04-02 12:29 | 震災