ゆるりんのポレポレ日記 yururinp.exblog.jp

つれづれなるままに~日頃出会うこと、思うことを綴っています。


by polepole-yururin
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温度差

宇治川の上流。
静岡の紅葉とは違い、滋賀、京都の紅葉は、たいへん深く、鮮やかだった。
京都、滋賀の気候は、昼と夜の温度差があり、急激に夜は冷え込む気候である。
ゆえに、紅葉の幅が出来るのだそう~♪
お茶をこぼしたような緑の宇治川と、真っ赤なもみじが美しかった♪
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温度差といえば・・・・
昨日、滋賀の伯母から携帯に電話があった。
「今、お江の試写会に来ているの。よかったで~♪泣けてしもうたわ~。このあいだ会ったチーフプロデューサーの屋敷陽太郎さん(ブログ・9月・大河ドラマを見てね♪)の質問会がこれからあるんやで~。あなたと話ししていた人やで!」と興奮している叔母。
「ところであなた何してるん?今どこ?」
「静岡じゃん、家にいるよ。当たり前やん〜。」と私。
なんか、温度差を感じた。
今滋賀では、来年の大河ドラマ[お江] にむけて、盛り上がりを見せている。
特にそのお江の出身地湖北は、違う空気に包まれているよう~。
私も9月にお江の撮影のお手伝いをしたので、その時は盛り上がり、興奮したものだった。
けれど3ヶ月たった。そして今、さらに、静岡にいる私。
違うのだ、滋賀にいるのと静岡では〜。
興奮は伝わらない。
距離感か〜何だろう。
こんな感覚、このあいだの万博公園での夢のたねプロジェクトの時にも感じたな~。
ちょっと前に起こったニューヨークのセンタービルの悲劇・・・あの状態を夜、映像で見た時にも・・・。
また阪神淡路の大震災の悲劇~。
私は滋賀南部で、リアルにあの地震の衝撃を身体で受けた。
その後、その日は準夜勤務で、ICUで仕事をしていた。
同じ時にいっしょに仕事をしていたドクターが、リアルタイムにテレビでの地震被害の様子を、私たちに伝えにきた。
私が受けた恐ろしい揺れの衝撃より、はるかにこえるリアルな現実。
大きな大きな被害。
時間単位に死者は、何千人単位で増えていく。
テレビでは神戸という町を大きな火の手が包み込み〜。
ただ我々は、もくもくといつもとかわらない仕事を、ここ滋賀南部でこなしている。
かわらない~日常。
伝わらないのである。
その後しばらくして、我々ICUの看護師は、被災地に順番に派遣された。
私が行ったときは1ヶ月がたった頃で、まだみんな小学校に避難してはいたが、徐々に物資も回るようになった頃だった。
ただ、まわりにはビルや家屋の残骸、人が亡くなったであろう場所がところどころあって、そこにはたくさんの菊の花が手向けられていた。
確かにここに悲劇はあった。
世の中にはいろんなことがある・・・・楽しいこと、悲しいこと、辛いこと等々。
しかし起こっている本当のリアルは・・・現場にいるのと、それを聞いたり見たりするのとは違う。
現状は伝わりにくい・・・距離があるということか・・・。
リアルタイムに、いろんなことが伝わる情報社会である今でさえ、現場のリアルさを、時間や距離の空間を通過すると、事実はリアルさを失い、他人事というのか、遠い所のものというのか、過ぎ去りってしまたことというのか・・・とにかく違ってしまうようだ。
今日あえて、温度差という感覚の怖さ、不思議さを味わった・・・叔母のたわいのない電話で・・・。
日々私たちは、いろんな情報を得ている・・・けれどこれは、何かを媒体にして得ている情報に過ぎない。
本当のことを、ここで感じることは、やはり限界があるようだ。
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Commented by ohana-karenn at 2010-12-22 15:20
そうだね。温度差って、感じるよね。
だから本物がいいんじゃない?
一見は百聞に匹敵する~よ。
空気とか雰囲気とかエネルギーとか、人間の感覚って
全てフルに活用して、そして、感じること・・・。
私も、なんだか、yururinの不思議な感覚を感じたよ。
Commented by noreizoko at 2010-12-23 04:20
こんにちは。テレビから流れる「劇的」なニュースや情報は自体や、そこから自動的にイメージしてしまう強いものが「真実」ではないとおもいます。先日紛争の絶えない地域で生まれ暮らしている人と仕事をしましたが、ドラマを求められるのにうんざりされていた。ゆるりんさんが今生きている世界の現実と確実に繋がっていると思います。
Commented by cocomerita at 2010-12-24 03:44
Ciao ゆるりんさん
そうなのよね、その時はわーっと思っても、私たちはそういう感情さえ日々の日常のル―テイーンに流され忘れて行く、
そして現場の人のみ取り残され、必死で一人で生きていく羽目になる
時々思い出さないと
イタリアでも、アークイラと言うところで地震があって、町はほぼ全壊
今だに、被災者の人達は大変な生活を余儀なくされていると言うのに、テレビでもクリスマスのプレゼントの話とかで浮かれたち、そういう人たちのことなんて思い出しもしないもんね
温度差の違いをちょっと思いやる、それって大事だよね
Commented by polepole-yururin at 2010-12-24 08:07
ひらりさん、本物がいい♪
そうね、大事なことは、現場、本物から感じるものね。
そうそう、ぜんぜん話は違ってしまうかも知れないのだけど、このリアルさは時間や距離という時空によって生じるものだけど、その時空の変容があるから、私たちは、辛いことを乗り越えて、忘れて生きていけるのかも知れないね。
Commented by polepole-yururin at 2010-12-24 08:10
noreizokoさん現場の人の心のうちは違うものですね。
そうですね、現場にいないと、そのことを報道という形で表す、そこには物語り、ドラマを求めてしまう、テレビの前の人たち。でも現場の人は、ドラマじゃなく、この現実しかないのですよね~。厳しきお話ありがとうございました。
Commented by polepole-yururin at 2010-12-24 08:18
cocmeritaさん、イタリアの話すごく良く分かります。
時間の経過って大事なんだけど、確実に時間というものの差によって温度差を感じます。
情報を得ることは大事なことだけど、情報の錯覚って起こりそう。
自分たちの意識を、情報に惑わされずにいないといけないかな~と。
by polepole-yururin | 2010-12-22 09:18 | 思うこと | Comments(6)