ゆるりんのポレポレ日記 yururinp.exblog.jp

つれづれなるままに~日頃出会うこと、思うことを綴っています。


by polepole-yururin
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都会の中の金物屋

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昨日、勉強会で東京の新宿まで足を運んだ。
東京は昔から苦手でビルの渦と、人の多さに目が回る。
しかしながら、新しいことや知識の集まる場所も東京だから、仕方なしに東京に向かう。
新宿駅につき、勉強会の会場案内の紙をみながら、町の中の目印を探す。
四方をビルで囲まれた新宿の街並み。
何処にあの看板があるのやらと上を見上げて探す。
ぐるぐる〜ぐるぐる〜
あたりは代わり映えしない同じような建物の集合体。
無機質の固まりに息が詰まりそうになった。
あ〜あっ〜とため息をもらした。
と、目の前に優しい空間を感じた。
懐かしい空間~。
幼き時代にみた光景がここにある。
高層ビルの濫列の中に小さな小さな金物屋。
頑丈で威厳ある建物の間に、忽然と存在している金物屋。
すごい、すごすぎる!
都会の中心に陣とるユニクロ、ビックカメラ、百貨店、またコンビニ、チェーン店化しているどんぶり屋やファーストフードの店が並ぶ街並みに、しっかり存在する小さな金物屋。
そんな光景、異質にも思うけど、ほんとうはどちらが異質かわからない。
しばらく見入ってしまった、このお店。
昔のアルミのやかんが並び、奥の硝子ケースの中には昔の魔法瓶や水筒、陶器の土瓶や茶碗などが丁寧に陳列されていて、店の前には、亀のこたわしや柄がついた緑のたわし、トイレの吸い取り器、ちり紙、バケツ~ 。
昔私の幼き頃、母や祖父母の買い物についてきて、母が、店の人と話をしている間に、店の中をゆっくり探険した事を思い出す。
あの頃は、たわしや茶碗やなべや針金などなど、すべてがおもしろいおもちゃのようで、また私の知らない将来の家庭設計の部品があるようで、幼き私には、まだ早いと思われる物の集合場所。
将来を想像し、ワクワクしていたのかもしれない♪あの頃~
どれだけここにいただろう。
足早の都会の人たちは、立ち止まらない。
歩く、歩く、歩く〜。
そんな中を、置き去りにされた私は、過ぎ去りし次元の渦に、知らず知らずにとどまって回想する。
そんな時、ある絵本を思い出した。(私の大好きだった絵本)
「ちいさいおうち」という絵本。
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昔はここにあるべきして存在していた小さいおうち。
小さいおうちの中には、笑い声やゆっくりとした時間が流れていました。
しかし時は移り、便利ということが優先となり~
電車が通り、車が通り、人が集まり、ビルが立ち並び・・・人はその都会の速さに飲み込まれ、時をランダムに刻むことに動かされる・・・そんな町と化してしまいました。
そこに取り残された小さいおうち。
窮屈そうにビルにはさまれ、ビルの谷間で、光を失い寂しそうにここにいました。
これは小さい家のお話ですが、小さい家とは人の心を具象化したようにも思えます。
いまひとつ、時代という波に飲み込まれているかどうか・・・ちょこっと考えてみる。
すると、時代遅れの古びた存在が、ちょっとしたブレーキをかけてくれたりするものです。。
昨日は、たいへん疲れたけれど、東京・新宿という町の中に確固たる意思を持った古き時代の番人を見たような気がします。
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Commented by kinnnikumans at 2010-12-17 11:11
polepole-yururinさんこんにちは!
素敵な記事を拝見できて、私も色んな事を思い出しました。
こういう道具屋さんなつかしいですね。
私も子どもの頃、父とよく行きました。
今みたいに何でもそろう巨大なショッピングセンターや
ホームセンターがなくて、こういう場所でほうきや工具等も
買っていました。いつもわくわくする場所でした。
都会にもまだこんなお店が残っていたのですね!!
ざわざわと賑やかな町にも
ちょっとした緑や、こういうお店があると心がほっとしますね。
小さいおうち、私も持っていました。何度も読みました。
子どものころはこの本を読んでこんな都会には
住みたくないなぁと思っていました(笑)
絵本って大人になって改めて読んでみると
子どもの頃には気づかなかった部分が見えてきたりします。
でもそうですよね。絵本にも何かメッセージがあるのですね。
子ども向けの絵本といっても、、、
書いているのは大人なのだから。。。。
小さいおうち 久しぶりに読んでみようかなぁ^^
Commented by toco-luglio at 2010-12-17 12:09
東京にいらしていたのですね!
東京って、今もこういうお店、けっこうあるんですよ。
むしろ郊外にできた新興住宅地には、見当たらなくて。
金物屋さん、なつかしいですね。
新品のブリキのバケツがお店に積んであるのを見て、新しいのはぴかぴかで、こんなに綺麗だったんだ!と思った事を思い出しました。
○○屋さん...と呼ばれる個人商店が無くなっていくのは、本当に寂しいですね。
「ちいさいおうち」私も大好きでした。
ウン十年前に買ってもらった本は、私から娘へ引き継いで、今もうちにありますよ。
岩波のこのシリーズ、好きだったな~
娘が住んでいるシカゴの街は高層ビルが林立していて、その中をループと呼ばれる高架鉄道が走っています。初めてシカゴに行った時、「ちいさいおうち」の都会みたいだと思ったのです。
娘は、本当にこの絵のような場所に住んでいるのですよ。でも、シカゴは東京ほど忙しくない、のんびりした都会らしいですが。「今は東京が一番忙しい都会なんじゃないかな」と娘は言っています。
Commented by polepole-yururin at 2010-12-18 08:01
キャラ弁様、ありがとうどざいましす。
そうなの、都会のど真ん中にあったんです。小さな家のように~
私もこの絵本に影響された一人です。いまだに田舎大好き♪
絵本、昔話・・・さらっと読めばそういう話ですが、じっくり考えると深いです。最近そういうことが少しずつ分かってきたような気がします。
Commented by polepole-yururin at 2010-12-18 08:08
かまくら様、東京て都会の渦って感じするのですが、かまくらさまが言うとおり、ちょっとしたところに、息抜きのようにこういう店や草木が見え隠れしていますよね。
原宿駅を電車で通過した時、一瞬ですが、山べりが見えて、・・あら~ッあるじゃない♪って思ってしまいました。
小さいおうちの絵本、、親から娘へ受け継がれる~いいですね♪
私の読んだ絵本は、さすがに残っていないのですが、改めて大人になって、息子のために買いなおした感じで、古い絵本があります。いろいろと~♪
Commented by cocomerita at 2010-12-21 00:46
Ciao ゆるりんさん
懐かしーー
私も小さいおうち 大好きでした
しかし、素敵な金物屋さん
ぇ――??立ち止まらないの??人々
変なの
こういうお店はいつまでもいつまでもここでご商売してて欲しいなあ
私の友人は青山の超高層ビルの谷間で、やってる二階建てのたばこやさんのお嬢さんで
私はいつも彼女のおうちの事を小さなおうちとよんでいます。 笑

番人ねえ―
そうでいてくれるといいんだけど...
Commented by polepole-yururin at 2010-12-21 08:53
cocomeritaさまも好きでしたか♪
ちいさいおうちなんか心に残りますよね♪
友人のたばこやさん、青山に・・・いいですね。
三丁目の夕日までとは言いませんが、そういう懐かしい感じのお店がいてくれることって、自分の記憶をくすぐる大事な存在ですね♪
by polepole-yururin | 2010-12-17 09:47 | 思うこと | Comments(6)