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ゆるりんのポレポレ日記 yururinp.exblog.jp

つれづれなるままに~日頃出会うこと、思うことを綴っています。


by polepole-yururin

蜘蛛の糸

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この間、蜘蛛の子を見つけたものだから、蜘蛛関連のことを調べていたら、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」にたどり着き、芥川龍之介の本を何冊か借りてみることにした。
芥川龍之介と言えば、「羅生門」「鼻」は中学か高校の時に国語の授業で習ったぐらいで、自ら手を伸ばして読もうとは思わなかった。
純文学とか言われていて、なんか敷居が高い感じがしていて、私にはわかるわけがないと思い込んでいた。
文学、芸術などなどという言葉は教養がないとダメ〜およびじゃない〜と(;_;)思っていたし、怖いって感じもしていた。
が、今回、読んでみて〜・・・どれもおもしろいし、読みやすい。
なんだなんだ〜ってうれしくなった。
「蜘蛛の糸」は、なんか見覚えがある物語。
昔はある男がいろんな悪さをして地獄に落ちたのだが、お釈迦様が、その男が生前踏み殺しそうとした小さな蜘蛛を、心改め殺生しなかったことをとりあげ、その男を助けることにした。
その男の前に、蜘蛛の糸をたらした。
男は、一生懸命、蜘蛛の糸をたどりたどり上っていく。
ある時ふと足元を見ると、我も我もと地獄にいた人々は、蜘蛛の糸をみつけ上りはじめる。
それを見た男は、下から上りはじめた地獄にいた人に、大声で怒り蹴散らす。
・・・・・・蜘蛛の糸は切れ、その男は地獄に落ちてしまった〜という話。
人間と言うものは・・・・。
自分さえよければ〜という気持ち。
慈悲の心なき・・・芥川龍之介の作品は、このように人間の過ち、さとりながらもまた繰り返す強欲、己を忘れてしまう・・・あさましき人間よ・・・とでもいっているようで〜。
蜘蛛の糸というのが、またいい感じ♪
ぎりぎりのところにいる極限の心境が伝わる〜。
私たちも蜘蛛の糸をたぐってみると、ふとした拍子に、違う世界に行ってしまうのかもしれない〜。
蜘蛛の糸を見つけたら、愛ある心に向き合おう006.gif

追伸~「蜘蛛の糸」を読んで、無造作に絵を描いてみた。
それを見て息子たちがが、この絵のお話知ってると言って話をしてくれた♪
なんだ〜みんな知ってるんだ〜(;^_^A
by polepole-yururin | 2010-06-08 08:53 | 思うこと