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ゆるりんのポレポレ日記 yururinp.exblog.jp

つれづれなるままに~日頃出会うこと、思うことを綴っています。


by polepole-yururin

雪わたり

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宮沢賢治の特集を見たものだから、いつものパターンの知りたい病がでて、再確認をかねて、図書館で宮沢賢治の作品を何冊か借りることにした。
宮沢賢治の作品はホントたくさんある。
絵本もあるし、児童書もあるし、文学書として大人が読むところにもたくさんある。
すごい数だ~。
「風の又三郎」「セロひきのゴーシュ」「銀河鉄道の夜」「雪わたり」・・・
何気に「雪わたり」に目が留まった。
あ~、これ下の息子が描いたお話だ!!
これを描いたのか~と、3年生の時にせっせと家で宿題になった絵を描いていた息子を思い出した。
3年生にしては、ちょっと神秘的な絵やな~と、わが息子の絵をちょっと感心してみたものだ。
「雪わたり」は独特の言葉のリズムがあり、「かた雪かんこ、しみ雪しんこ」とか「キックキックトントン・・・」とか子供たちの耳に残りそうな軽快な言葉のリズムが全体に刻まれている。
歌う感じで本を読みすすめる♪
昔から人をだますと言われている狐と、人間の子供とのやり取り。
子供は狐の話を信じて、狐からの団子をいただく。
とってもおいしい団子だった。
この物語は純粋な子供と純粋な動物のやさしい心の通い合いを伝えているような・・・。
大人から見たら、化かすという狐だけど、実はお酒を飲んでいたり、臆病だったり・・・そういう大人が勘違いしてしまっているのだよ・・・と。
狐はだましたりしないよ。そして人間は信じるよ~って言っているような。
先入感、思い込み、錯覚・・・大人になると純粋だった子供の心に、何枚ものベールがかぶさってモノを見てしまう・・・。
子供のころはいろんなものが見えるって言うよね♪
妖精や妖怪?・・・不思議なものが♪
それは何も曇りのない、信じる、受け入れるという心からなんですよね~。
もっともっといろんなことを宮沢賢治は言っているのだろうね~。
うちの息子も、絵の中で、楽しそうにしているいっぱいの狐と出会っていたのだと思う♪
by polepole-yururin | 2010-06-02 17:25 | 子供たち